「年末=第九=歓喜の歌」じゃのう。
うちの女房が参加したので、見に行ってきたんじゃ。
「なんで、参加することにしたん?」
「ゲストの佐藤しのぶさんを、近くで見てみたいけぇ」
「なんじゃ、それ!?」
【問題】
年末になると、全国各地でベートーベンの「第九」が演奏されます。
12月19日(日)に広島市西区の広島サンプラザで行われた「第九」のタイトルは、次のうちどれでしょうか?
1.1万人の第九
2.5000人の第九
3.第九ひろしま
4.ヒロシマ第九合唱祭
【正解】
3.第九ひろしま
【解説】
年の瀬を歓喜の歌声で締めくくる「第九ひろしま2010」が19日、広島市西区の広島サンプラザホールであった。
市民合唱団と聴衆を合わせた約5千人が、ベートーベンの交響曲第9番「合唱」を高らかに歌い上げた。
26回目の今年、広島県内を中心に過去最多の市民合唱団1508人が集った。
指揮者の円光寺雅彦がタクトを振り、広島交響楽団が演奏。
ソプラノに佐藤しのぶ、アルトに坂本朱、テノールに水口聡、バリトンに河野克典を迎え、6~87歳の合唱団が圧巻の歌声を響かせた。
会場の約3500人も総立ちになって声を合わせた。
佐藤らがロッシーニやプッチーニなどの歌劇を披露する場面もあり、会場を華やかな雰囲気で包んだ。
(「5000人が歓喜の歌声高らかに」中国新聞 2010年12月20日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201012200022.html
第九ひろしま2010のチケット
「今回の合唱団は、1508人の人が参加されちゃったんじゃと」
「司会の方が、「北は北海道から南は宮崎県まで。国別に見ると、北はスエーデンから、南はニュージーランドの方まで参加された」言うとっちゃったのう」
「第九を歌うために、わざわざ参加されるじゃねぇ。うちゃ、真似できんよ」
「ほうじゃのう。ほんま、頭が下がりますわい」
今日は、「第九ひろしま」「ベートーヴェン交響曲第9番」「第九が年末に歌われるようになった理由」について調べてみようかの。
1.第九ひろしま
「第九ひろしま2010」が行われた広島サンプラザは、26年前の1985(昭和60)年9月に開館。
その年の12月12日にこけら落としの一環として行われたのが、「第九ひろしま」の始まりなんじゃそうな。
で、今年が26回目。
最初にも書いたんじゃが、わしゃ女房が歌ういうけぇ、聞きにいったんじゃ。
ところが、観客も歌うことになっとって、開演前には練習もさせられたんじゃ。
「げげっ、そんなの聞いてねぇよ」
合唱団と聴衆、5000人が一度に歌うとすごいのう。
耳に入ってくるのは、みんなの歌う声と、演奏の音だけ。
歌っている自分の声さえ、聞こえてこんのじゃ。
あとは、一体感が感じられたのう。
会場内のパワーがぐーっと盛り上がって、歌い終わったあと、ほろりと涙がこぼれてしもうた。
う~ん、ええ経験をさせてもろうた。
2.ベートーヴェン交響曲第9番
「第九」の正式名称は、「交響曲第9番ニ短調作品125」というんじゃそうな。
わしゃ、映画「歓喜の歌」(2008年)を見とったけぇ、すぐに合唱が始まって終わりじゃと、勝手に想像しとった。
ほいじゃが、4時10分から第九の演奏が始まったのに、5時を過ぎてもまだ合唱が始まらん。
近くの席に座っとった子どもたちも、ええ加減、飽きてきた。
わしも、イライラしてきた…。
なんで、合唱が始まらんのじゃ?
全体で約70分に及ぶ演奏時間にかかわらず、声楽パートが用いられるのは第4楽章(終わりの約20分)だけである。
(「交響曲第9番(ベートーヴェン)」ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)
げげっ、マジかよ!!
「第九」は、第1楽章から第4楽章まであって、全体を演奏すると70分近くあるんじゃそうな。
どうりで、合唱までに時間がかかるはずじゃ…。
で、歌った感想は先に書いたとおり。
「来年は、わしも参加してみよう思うたんじゃが、あれだけ待たされるのは嫌じゃけぇ、出んわ」
「なんで、出よう思うたん?」
「いや、最前列に座って、佐藤しのぶの背中を眺めとるのもええかのう思うて」
「なんじゃ、それ!?」
↓映画「歓喜の歌」については、こちら↓
歓喜の歌 映画」Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id328735/
3.第九が年末に歌われるようになった理由
ところで、年末になると第九を歌うのは、なんでじゃろうか?
日本で年末に『第九』が頻繁に演奏されるようになった背景には、戦後まもない1940年代後半、オーケストラの収入が少なく、楽団員が年末年始の生活に困る状況を改善するため、合唱団も含めて演奏に参加するメンバーが多く、しかも当時(クラシックの演奏の中では)「必ず(客が)入る曲目」であった『第九』を日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が年末に演奏するようになり、それが定例となったことが発端とされる。
既に大晦日(おおみそか)に生放送をする慣習が定着していたから、年末の定期演奏会で取り上げても何ら違和感が無かったことも一因として挙げられよう。
1960年代以降、国内の年末の『第九』の演奏は急激に増え、現在に至っている。
(「交響曲第9番(ベートーヴェン)」ウィキペディア)
「第九ひろしま2010」の模様は、RCCテレビで放送されるそうじゃ。
興味のある方、第九を歌ってみたいなと思われる方は、どうぞご覧になってください。
12月25日(土) 午後3時30分~午後4時24分
26日(日) 深夜2時05分~
↓第九についての関連記事は、こちら↓
広島と第九
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20101225
今日は、第九ひろしまについて勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ほいじゃあ、またの。
うちの女房が参加したので、見に行ってきたんじゃ。
「なんで、参加することにしたん?」
「ゲストの佐藤しのぶさんを、近くで見てみたいけぇ」
「なんじゃ、それ!?」
【問題】
年末になると、全国各地でベートーベンの「第九」が演奏されます。
12月19日(日)に広島市西区の広島サンプラザで行われた「第九」のタイトルは、次のうちどれでしょうか?
1.1万人の第九
2.5000人の第九
3.第九ひろしま
4.ヒロシマ第九合唱祭
【正解】
3.第九ひろしま
【解説】
年の瀬を歓喜の歌声で締めくくる「第九ひろしま2010」が19日、広島市西区の広島サンプラザホールであった。
市民合唱団と聴衆を合わせた約5千人が、ベートーベンの交響曲第9番「合唱」を高らかに歌い上げた。
26回目の今年、広島県内を中心に過去最多の市民合唱団1508人が集った。
指揮者の円光寺雅彦がタクトを振り、広島交響楽団が演奏。
ソプラノに佐藤しのぶ、アルトに坂本朱、テノールに水口聡、バリトンに河野克典を迎え、6~87歳の合唱団が圧巻の歌声を響かせた。
会場の約3500人も総立ちになって声を合わせた。
佐藤らがロッシーニやプッチーニなどの歌劇を披露する場面もあり、会場を華やかな雰囲気で包んだ。
(「5000人が歓喜の歌声高らかに」中国新聞 2010年12月20日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201012200022.html
第九ひろしま2010のチケット
「今回の合唱団は、1508人の人が参加されちゃったんじゃと」
「司会の方が、「北は北海道から南は宮崎県まで。国別に見ると、北はスエーデンから、南はニュージーランドの方まで参加された」言うとっちゃったのう」
「第九を歌うために、わざわざ参加されるじゃねぇ。うちゃ、真似できんよ」
「ほうじゃのう。ほんま、頭が下がりますわい」
今日は、「第九ひろしま」「ベートーヴェン交響曲第9番」「第九が年末に歌われるようになった理由」について調べてみようかの。
1.第九ひろしま
「第九ひろしま2010」が行われた広島サンプラザは、26年前の1985(昭和60)年9月に開館。
その年の12月12日にこけら落としの一環として行われたのが、「第九ひろしま」の始まりなんじゃそうな。
で、今年が26回目。
最初にも書いたんじゃが、わしゃ女房が歌ういうけぇ、聞きにいったんじゃ。
ところが、観客も歌うことになっとって、開演前には練習もさせられたんじゃ。
「げげっ、そんなの聞いてねぇよ」
合唱団と聴衆、5000人が一度に歌うとすごいのう。
耳に入ってくるのは、みんなの歌う声と、演奏の音だけ。
歌っている自分の声さえ、聞こえてこんのじゃ。
あとは、一体感が感じられたのう。
会場内のパワーがぐーっと盛り上がって、歌い終わったあと、ほろりと涙がこぼれてしもうた。
う~ん、ええ経験をさせてもろうた。
2.ベートーヴェン交響曲第9番
「第九」の正式名称は、「交響曲第9番ニ短調作品125」というんじゃそうな。
わしゃ、映画「歓喜の歌」(2008年)を見とったけぇ、すぐに合唱が始まって終わりじゃと、勝手に想像しとった。
ほいじゃが、4時10分から第九の演奏が始まったのに、5時を過ぎてもまだ合唱が始まらん。
近くの席に座っとった子どもたちも、ええ加減、飽きてきた。
わしも、イライラしてきた…。
なんで、合唱が始まらんのじゃ?
全体で約70分に及ぶ演奏時間にかかわらず、声楽パートが用いられるのは第4楽章(終わりの約20分)だけである。
(「交響曲第9番(ベートーヴェン)」ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)
げげっ、マジかよ!!
「第九」は、第1楽章から第4楽章まであって、全体を演奏すると70分近くあるんじゃそうな。
どうりで、合唱までに時間がかかるはずじゃ…。
で、歌った感想は先に書いたとおり。
「来年は、わしも参加してみよう思うたんじゃが、あれだけ待たされるのは嫌じゃけぇ、出んわ」
「なんで、出よう思うたん?」
「いや、最前列に座って、佐藤しのぶの背中を眺めとるのもええかのう思うて」
「なんじゃ、それ!?」
↓映画「歓喜の歌」については、こちら↓
歓喜の歌 映画」Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id328735/
3.第九が年末に歌われるようになった理由
ところで、年末になると第九を歌うのは、なんでじゃろうか?
日本で年末に『第九』が頻繁に演奏されるようになった背景には、戦後まもない1940年代後半、オーケストラの収入が少なく、楽団員が年末年始の生活に困る状況を改善するため、合唱団も含めて演奏に参加するメンバーが多く、しかも当時(クラシックの演奏の中では)「必ず(客が)入る曲目」であった『第九』を日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が年末に演奏するようになり、それが定例となったことが発端とされる。
既に大晦日(おおみそか)に生放送をする慣習が定着していたから、年末の定期演奏会で取り上げても何ら違和感が無かったことも一因として挙げられよう。
1960年代以降、国内の年末の『第九』の演奏は急激に増え、現在に至っている。
(「交響曲第9番(ベートーヴェン)」ウィキペディア)
「第九ひろしま2010」の模様は、RCCテレビで放送されるそうじゃ。
興味のある方、第九を歌ってみたいなと思われる方は、どうぞご覧になってください。
12月25日(土) 午後3時30分~午後4時24分
26日(日) 深夜2時05分~
↓第九についての関連記事は、こちら↓
広島と第九
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20101225
今日は、第九ひろしまについて勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ほいじゃあ、またの。
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