通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

白露

2014年09月08日 | 季節の話題
二十四節気・白露






(撮影日:2014年9月8日

撮影場所:東広島市八本松)






「今日、9月8日は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ「白露(はくろ)」」

「白露? 白い露(つゆ)?」

「ほうじゃの。朝、草花の葉の先に露が降りるようになって、それが光って白く見えるころじゃそうな。ちなみに、露の季語は秋」

「朝晩の寒暖差が大きくなると、露が降りるんじゃったね」

「暦の上での秋が始まる「立秋(りっしゅう。8月8日ごろ)」から「処暑(しょしょ。8月23日ごろ)」を経て「白露」。このころになると、それまでの暑さがやわらいできて、少し肌寒いような涼しい風が吹くようになるんじゃ」

「窓を開けても、扇風機をかけても暑い、夏の寝苦しい夜から、窓を閉めたり、薄手の布団をかけて寝るようになるころじゃね。それにしても、今年の8月は、雨ばっかり降って、なかなか洗濯が干せんかったんよ」

「二十四節気を、「初候(しょこう)」「次候(じこう)」「末候(まっこう)」の3つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」があるんじゃが、「白露」の初候は、「草露白(そうろしろし。くさのつゆしろし)」というそうじゃ」

「草露白?」

「草に降りた露が白く光る、という意味じゃそうな。あと、このころの季節は「仲秋(ちゅうしゅう)」」

「仲秋といえば、仲秋の名月。お月見じゃね。今年(2014年)は?」

「今日じゃの」

「そりゃ、お団子を作らんといけんね」

「月と露といういえば、「月のしずく」という言葉もある。朝晩に降りる露は、月からしたたり落ちたしずくに見立てとってんじゃそうな」

「月のしずく、か。ええ表現じゃね。文学的で」

「今まで「露が降りる」と言うてきたが、「露を置く」とも表現するそうじゃ」





【参考文献】

『イラストで楽しむ 日本の七十二候』 (中経文庫 2013年4月30日)






「今日は、二十四節気のひとつ「白露」について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」

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