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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

大竹祭に参加する山車は、何台?

2010年10月24日 | 広島の話題

大竹といえば、紙(和紙)の産地じゃのう。



【問題】
10月16日(土)、17日(日)の2日間、大竹市で大竹祭が行われました。
この祭りに参加する山車(だし)は、大竹市内、何地区から出ているでしょうか?

1.5地区
2.6地区
3.7地区
4.8地区









【正解】
2.6地区



【解説】
大竹市の伝統行事である大竹祭が17日、市内であった。
江戸時代から続く奴(やっこ)行列や山車などで約1100人の市民が4時間かけて約3キロを練り歩いた。

紺の法被に旅姿の奴隊約40人は独特の脚さばきでゆったりと歩いた。
長さ3メートルの毛やりを投げて持ち手を交代する場面では見物客から拍手が起こった。
今年から正式参加の「安芸大瀧太鼓むすひ衆」も勇壮な音を響かせ、沿道を盛り上げた。

山車は6地区の住民が競演。
高さ約4メートル前後の飾り台を子どもたちが元気よく引っ張った。

(「奴行列や山車 盛大に大竹祭」中国新聞 2010年10月18日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010180029.html





今日は、「大竹祭について」「山車作り」「祭の様子」について調べてみようかの。



1.大竹祭について

大竹祭は、大竹市指定重要無形文化財なんじゃそうな。



大瀧(おおたき)神社の御祭神「多岐津姫命(たきつひめのみこと)」は、推古天皇の御代(みよ)(597年)、推古桜の言い伝えの残る弥ヶ迫(いやがさこ)に鎮座されました。その後、農地の広がりや手漉(す)き和紙が盛んになるにつれ、大竹の町も発展し、神社も元亀元(1570)年に七ツ畔(ななつぐろ。白石2丁目)に、元文5(1740)年には現在地の歯朶山(しだ)に遷座されました。

この大竹の里をお護りいただいている氏神さまの日頃のご加護に感謝し、氏子地域の皆さんが、各地区より神輿・山車・御所車などを奉納し、無事息災と将来を担う子どもたちの健やかな成長を願います。
御渡式は、最初の鎮座地であり、御姉神「田心姫命(たごりひめのみこと)」をお祀りする大冶(おおじ)社(元町4丁目)を御旅所として、大竹駅前(スペイン通り)から行なわれます。

本年より安芸 大瀧太鼓 むすひ衆が行列に参加します。

(チラシより)




大瀧神社


↓大瀧神社については、こちら↓

心のふるさと 大瀧神社 広島県大竹市
http://www.dothebest.net/friends/otakijinja/index.htm



2.山車作り

大竹祭に向けて市内、6地区で「飾り台」と呼ばれる山車が作られたそうじゃ。



新町、南栄町などでつくる三軒家新栄会は8月下旬から連日夜、新町の鉄工所に20~30人が集まり、作業を続ける。
今年のテーマはムーミン。
これまでもアニメのキャラクターやゴジラなどの作品で人気を集めてきた。

竹を割って立体的な枠組みを作り、新聞紙、クラフト紙、仕上げの白い紙を張り、粘土で形を整えていく。
高さ2メートル前後のムーミンに、家族やスナフキン、ニョロニョロも登場する。
竹は近くの山で調達し、廃材も利用するなど工夫した。

作業を統括するリーダーの会社員中西誠三さん(55)は「子どもたちが自信を持って引けるように仕上げる」と力を込める。

(「大竹祭へ「飾り台」作り加速」中国新聞 2010年10月9日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201010090058.html




わしゃ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の第39話「馬関の奇跡」(9月26日放送)を見て、「長州戦争(四境の役)」に興味を持ったんじゃ。
ほいで、10月11日(月・祝)に大竹市へ史跡を探しに行ったとき、偶然、ここを通りかかったんよ。

で、作製途中の山車を見せてもろうたんじゃが、いや~、ビックリしたのう。
「ここまでやるか…」という所まで、手をかけて作っとられました。
しかも、過去に作られた作品の写真を見せてもろうた上に、丁寧に説明までしてもろうたんじゃ。
ああ、大竹祭をもっと早(はよ)う知っとったら、ゴジラ、ナウシカやラピュタなどの、今までの山車を観ることができとったのに…。

「こりゃ、祭りを観に行かんといけんのう」ということで、大竹祭を観に行くことにしたんじゃ。



3.祭の様子

というわけで、17日(日)の大竹祭の様子について…。

駅近くの店の人に話を聞くと、当日の朝8時30分から山車が各地区を練り歩いて、12時からの出発に間に合うように、大竹駅に集まってくるということじゃった。
出発地点は、駅前のスペイン通り。

ほいで駅前で待っとったら、11時前ころから、山車が集まってきたんじゃ…。




酒呑童子(しゅてんどうじ) 頼光(よりみつ)を襲う




まんが日本昔ばなし(龍の子太郎)

♪ぼうやよいこだ ねんねしな~




恵比寿(えびす)さま

鯛のうろこは1枚1枚作って、ていねいに貼り付けてあった。
ご苦労さまです…。




加藤清正(かとう きよまさ) 虎退治(とらたいじ)

虎の表情がえかったですのう。




踊れ!スティッチ

うしろに、沖縄の朱礼門(しゅれいもん)があったということは、こりゃ沖縄の躍りじゃろうか?




ムーミン

ムーミンママは、なぜかゴルフ道具を持っとって、ゴルフボールには「DUNLOP」と書いてあるんじゃ。
芸が細かい…。




トビウオを捕まえようとしているミー

写真には写っとらんが、スナフキン、スニフ、ニョロニョロもおります。もちろん、ムーミンハウスも。

ほとんどの山車は、竹で形を作って、紙を貼って作っとるように見えたが、ミーは発泡スチロールを削って作られたそうじゃ。


ほいで、こっからが祭の本番。

大瀧太鼓で景気づけじゃ!
オウッ!!



安芸大瀧太鼓 むすひ衆


奴(やっこ)行列に神輿(みこし)。
女性だけによる神輿「華みこし」と、かわいらしい巫女さん…。



奴行列




神輿




華みこし




巫女さん




自分から獅子に頭を噛まれに行く子どもたち



というわけで、大竹祭を楽しませてもらいました。
いや~、山車だけでなく、あれだけの出し物をやろうと思うたら、結構な手間暇がかかっとると思いますで。
しかも、大(だい)の大人(おとな)が気合い入りまくりじゃ。

祭りの後の酒が、特別うまかったじゃろうの。

あ~、祭りに参加してみとうなったのう。
いや、観る方じゃのうて、企画する方で…。



↓ムーミンについての関連記事は、こちら↓

「ムーミン展」が開かれる美術館はどこ?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100214



今日は、「大竹祭について」「山車作り」「祭の様子」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。


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