通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

荒木とよひさ作品集

2020年09月20日 | 音楽
NHKラジオ第1で、1年365日、
午後11時05分から午前5時まで放送している
ラジオ深夜便。

今日(9月20日)の午前3時台、
にっぽんの歌こころの歌は、
「荒木とよひさ(作詞)作品集」
じゃった。

荒木さんは9月19日が誕生日、
77歳になられたそうです。

おめでとうございます。





↓ラジオ深夜便については、こちら↓

「ラジオ深夜便」NHK





今日は、荒木とよひささんが
手がけられた作品についてでがんす。





この日、1曲目で紹介されたのが、
テレサ・テンさん(1953年~1995年)の
「つぐない」(1984年)。

昨日のミュージックフェア
昭和の名曲紹介では、
「時の流れに身をまかせ」(1986年)
が紹介された。

どちらも、三木たかしさん(作曲)
とのコンビによるもの。

彼女の早すぎる死が、
今でも惜しまれる。





堀内孝雄(ほりうち たかお)さんの
「恋唄綴り(こいうたつづり)」(1989年)。

ウィキペディアによると、
堀内さんが曲の最後に
「サンキュー」と言うようになったのは、
この曲が始まりじゃそうな。

個人的には、
「ガキの頃のように」(1988年)
を聞きたかったのう。





芹 洋子(せり ようこ)さんの
「四季の歌」(1976年)。

芹さんといえば、
毎年GWに行われる広島最大の祭り、
「ひろしまフラワーフェスティバル」
のテーマ曲「花ぐるま」を
歌っておられる方じゃの。

「四季の歌」は、
荒木さんが骨折して入院中、
病室から眺める山々の情景を
モチーフに作った曲じゃそうな。

…曲?

そう、荒木さんは詞だけでなく
作曲もされるそうじゃ。

うーん、知らんかった。





知らんかったといえば、
荒木さんは1970年代、
伝書鳩(でんしょばと)という
フォークグループで活動されていた。
(担当楽器:ベース)。

伝書鳩からは「いつか見た青い空」
という歌が紹介された。



「いつか見た青い空」…?
どっかで聞いたことが
あるようなタイトルじゃのう、
と思うて探してみたら、あった!!

「いつか見た遠い空」という
タイトルじゃったが。







これは、広島育ちの漫画家
故・あすなひろし(1941年~2001年)さんの
『青い空を、白い雲がかけてった 第1巻』
(少年チャンピオンコミックス 1978年)に
収録された作品のタイトルである。

似たようなタイトルじゃが、
何か関連があるんじゃろか?





↓あすなひろしについては、こちら↓

あすなひろし公式サイト





あと、知らんかったといえば、
「九(きゅう)ちゃん」こと坂本 九さんの
「心の瞳」(1985年)という歌のこと。

また、この年の8月12日、
日航機墜落事故で亡くなったため、
この歌が九ちゃんの遺作となった
という話も知らんかった。



このころ、九ちゃんはテレビ新広島の
『クイズクロス5』というクイズ番組の
司会をされとった。

この番組の収録を終え、
広島から東京に帰った後に乗った日航機で
事故に遭(あ)われたんじゃの。

九ちゃんが亡くなったあとは、
TSSアナウンサーで、
プロ野球中継で有名じゃった
神田康秋(かんだ やすあき)さんが
代理で司会を務められた。

翌1986年1月からは、九ちゃんの奥さんの
柏木 由紀子(かしわぎ ゆきこ)さんと、
「あっちゃん」こと
西田篤史(にしだ あつし)さんが
司会を務められた。

『クイズクロス5』の挿入歌で、
柏木さんが歌われた「心のリボン」を
作詞されたのも荒木さんじゃそうな。





先週の月曜、
9月14日のラジオ深夜便午前3時台
「ちあき なおみ作品集」で紹介されたのが、
「役者」という歌。

これもしみじみとええ曲じゃった。





荒木さんつながりで思い出すのが、
この日、紹介はされんかったが、
シンガーソングライターの
泰葉(やすは)さん。

泰葉さんといえば、
落語家で9代目林家正蔵
(はやしや しょうぞう、元:林家こぶ平)
のお姉さんにあたる方んじゃが、
今の若い方はご存じないかもしれんの…。

当時、わしは泰葉さんのファンじゃった。

彼女のデビュー曲、
「フライディ・チャイナタウン」(1981年)、
NHK『みんなのうた』でも放送された
「水色のワンピース」(1982年)は、
どっちもレコードを持っとった。

ほいで、
どちらも作詞は荒木さんじゃった。



「水色のワンピース」には、
ふつうのシングルのほかに、
LPサイズで45回転のミニアルバム
というものがあった。

これは、1枚のレコードに、
シングルバージョンのほかに、
別テイクが収録されているというもの。



これを説明すると…。

ふつう、レコードの表面には
音が刻まれた1本の溝があって、
レコード針がこの溝をなぞることで
音楽が再生される。

ところが、このミニアルバムには、
2本の溝が刻まれている。

つまり、レコード針が
レコード表面に触れた位置で、
2本の溝のうちどちらかが再生されるという
今のCDで再現することは不可能な、
空前絶後にして史上初(?)の
意欲作でもあったんじゃの。





子供みたいにはしゃいでた
あなたの愛の中で
別れがくることも知らず
ゆれてた心
ああ季節の扉に つめたく閉ざされた
想い出を指さきで 探そうとしている






↓「水色のワンピース」については、こちら↓

「水色のワンピース(海老名泰葉 編曲)泰葉」Youtube

「水色のワンピース(若草恵 編曲) 泰葉」Youtube






…以下、余談。



わしにとっての荒木さんは、
テレビアニメ
『戦国魔神ゴーショーグン』(1981年)
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)。





『魔法のプリンセス ミンキーモモ(LP)Someday My prince Will Come いつか王子さまが』



中でも、
『戦国魔神ゴーショーグン 劇場版』
(1982年)の主題歌「涙の法則」は、
ええ詞じゃと思うとります。



『戦国魔神ゴーショーグン 劇場版(LP)』



眠りなさい 眠りなさい 僕の心よ
眠りなさい 眠りなさい 愛が目覚めるまで

星屑をまきちらす真夜中 涙の法則
君の瞳の青い宇宙が 僕には見えない
時間の振り子を止めれば 君はメモアール
二度とつかめない幻を 指で探しているから




誰かこの歌をカバーして
流行(はや)らしてくれんかのう。





↓「涙の法則」については、こちら↓

「映画版「戦国魔神ゴーショーグン 」 涙の法則  はねおか仁」Youtube





アニメ関係で、もうひとつ。

あの有名な時代劇『水戸黄門』のアニメ版、
『まんが 水戸黄門』(1981年)
の主題歌「ザ・チャンバラ」。

熱くなれるアニソンのひとつである。



青春はいつも出会いと別れ
心のページに何かを残せ
チャンバラ チャンバラ
魂よ 魂よ 今旅立て
チャンバラ チャンバラ
そいつが男達の生きざま






↓「ザ・チャンバラ」については、こちら↓

「ザ・チャンバラ」Youtube





今日は、作詞家の荒木とよひささんが
手がけられた作品について
話をさせてもらいました。



ほいじゃあ、またの。





改訂版:9月21日
以下を追加。
「いつか見た遠い空」『青い空を、白い雲がかけてった』
『クイズクロス5』の挿入歌「心のリボン」
ちあき なおみ「役者」
『まんが 水戸黄門』主題歌「ザ・チャンバラ」
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