通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

パンダが来た!

2011年02月22日 | 日記
「♪パンダが来た パンダが来た どこに来た~」

「えらい、うれしそうじゃね。パンダが来るのが、そんなにうれしいん?」

「そりゃあ、パンダが初めて来たときを経験しとるけんのう。実物は見たことないがの」

「1972(昭和47)年に、日本に来たんよね」

「ほうじゃのう、今から39年前になるんじゃ。11月5日から一般公開したんじゃが、当日は開園前から3000人が待っとって、パンダを見るために2時間くらい並んで、パンダ園の前を50秒くらいで通りすぎたんじゃそうな」



中国から貸与されるジャイアントパンダのつがいが21日夜、東京都立上野動物園に到着した。
同園のパンダは2008(平成20)年4月にリンリンが死んで以来、約3年ぶり。
2頭はともに5歳で、雄が中国名「比力(ビーリー)」、雌が「仙女(シィエンニュ)」。
3月下旬の一般公開まで、1カ月ほどかけて環境に慣れさせる。
東京都が募集した2頭の日本での名前は、一般公開の際に発表する予定。

2頭は20日に中国・四川省のパンダ保護研究センターを出発して成都を経由。
パンダ柄に塗装された全日空機「FLY!パンダ」にオリごと載せられて上海を21日夕に出発し、同夜に成田空港に到着した。
日中の獣医師や飼育係が同行した。

2頭を載せて成田空港を出発したトラックは、同日午後11時40分ごろ上野動物園に到着。
門の外で待っていた20人ほどのパンダファンから、歓声と拍手があがった。

2頭は「繁殖のための共同研究」を目的に、年95万ドル(約7800万円)で中国側から貸与される。
期間は原則10年間。
同園によると、2頭は人間なら思春期。
子どもが生まれた場合、所有権は中国にあるが、生後2年間は日本で育てることができる。

同園は来日が決まると、飼育係と中国の専門家が両国を行き来して準備を進めた。
約9千万円かけてパンダ舎を改修し、水飲み場や室内運動場の床を自然に近い状態にした。
若く元気な2頭の脱走やけが防止のため、柵や樹木の周囲に電気を通した「電柵」を設けた。

小宮輝之園長は「無事着いてくれてほっとした。比力は少し神経質になって鳴いていたが、仙女はしっかりしている。絶滅させないためにも、上野でパンダをたくさん誕生させたい」と話した。

(「来日パンダ、思春期真っ盛り 若いゆえに…ピリピリ」朝日新聞 2011年2月22日)
http://www.asahi.com/eco/TKY201102210533.html




「パンダを1頭借りるのに、毎年4000万円払うんよね。2頭、10年間で8億円になるんじゃと」

「まぁ、いろいろ文句のある方もおられるじゃろう。実際の話、野生のパンダを保護のためにお金もかかるじゃろうし、何より動物園や上野の方に人が集まるようになりゃ、それでええんじゃないんかの」





「今日は、「ジャイアントパンダ」「FLY!パンダ」「映画「パンダコパンダ」」について調べてみようかの」





【ジャイアントパンダ】

「パンダは、中国にだけおるんよね」

「ほうじゃのう。2004(平成16)年の調査では1600頭おったそうじゃが、2008(平成20)年の四川(しせん)大地震後の生息数はまだ分かっとらんそうな」

「生まれたばかりの赤ちゃんパンダは、白色なんよね」

「え?」

「生後1週間くらいから黒い毛が生えてきて、1カ月くらいで大人のパンダと同じような柄になるんじゃと」

「そりゃ知らんかったのう。ということは、「どろんこ遊び説」が正しかったんじゃの」

「???」

「♪始めのパンダは白かった。だけどどろんこ遊びをやりすぎて、それで黒いとこできたのさ~」

「なんね、その歌?」

「詳しいことは忘れたが、なんかのお菓子のCMで流れとった歌なんじゃ」

「はいはい、次にいくよ。パンダが白と黒の柄になったのは、敵から見つかりにくくするためらしいんじゃと」

「はい、先生! パンダはなんで竹ばっかり食べるですか?」

「いい質問ですね。ジャイアントパンダって、実はクマ科の生き物なんですね。ですから、もともとは肉食だったと考えられています。だから、肉を与えていた動物園もあるそうです」

「ひょっとして、周囲に竹しかなかったから、竹を食べているということなんですか?」

「そうですね。気候変動によって手に入りやすい竹ばかり食べるようになったと考えられています。クマの手は物を掴(つか)むようにはできていないのですが、パンダの手は竹を掴みやすいように進化しているそうです」

「肉食動物と草食動物では、腸の長さが違いますよね?」

「パンダの腸は体長の4~6倍ほどで、草食動物としては極端に短いのです。ですから、食べた量の20%くらいしか消化できていないそうなんですね。そのため、竹を大量に食べないといけないのです」

「だから、パンダは竹ばっかり食べているように見えるんですね」

「あー、標準語で話すと、疲れるわぁ」

「誰やぁ、標準語で話し始めたのは?」

「先生なんていわれたけん、ついつい標準語を使うてしもうたわいね」





【FLY!パンダ】

「「FLY!パンダ」はテレビで見たよ。パンダ柄の飛行機じゃったね」

「あの機体って、今回のために作ったんかと思うとったら、2007(平成19)年から飛びよるんじゃのう」

「え? そうなんじゃ」



3月9日の当ブログでも取り上げました、ANA中国線の就航20周年を記念したパンダがデザインされた特別塗装機(ボーイング767型機1機)の名称が「FLY!パンダ」に決定しました。

ANA中国線20周年の当日である4月16日(月)に発表されました(初便は1987年4月16日の成田=大連=北京線)。
8月より北京線や広州線を中心に投入される予定です。

今回のネーミング決定にあたり、小学生までの子供たちを対象に「名付け親」を募集しましたところ、約1ヶ月間の募集期間に約6,000の応募をいただきました。
その中から厳正なる審査を経て、「FLY!パンダ」と名付けられました。

(「「FLY!パンダ」に決定。中国線20周年特別塗装機」ANAわかりやすいニュース配信 2007年4月17日)
http://www.ana-pr.jp/blog/cpn/comment.php?_id=102




「2007年が、ANA中国線の就航20周年じゃったんじゃのう」

「パンダが描かれた枕やヘッドレストカバー、紙コップ、やナプキンなんかがあるんじゃね。ANAいうたら、この間、「ガンダムジェット」の写真を撮ってきとらんかったかいね?」

「おお、ほうじゃ。「ガンプラ・エキスポ」の時に模型が飾ってあったのう」





【映画「パンダコパンダ」】

「パンダが日本にやってきた年に公開された映画が、「パンダコパンダ」じゃ」

「お父さんがビデオを持っとったけん、子どもたちは飽きるほど見とるよね」



1972(昭和47)年12月17日公開、東宝配給、カラー34分。
のちの「となりのトトロ」の原型とも評される。

1972年に日中友好の一環として中国からパンダが上野動物園に贈られたことをきっかけに日本にパンダブームが起こり企画されたアニメーションである。

『長くつ下のピッピ』アニメ化のために東映動画からAプロダクションに移籍した高畑勲(たかはた いさお)・宮崎駿(みやざき はやお)・小田部羊一(こたべ よういち)の3人が、原作者の許可が降りなかったため頓挫(とんざ)した後に作られたオリジナル作品。
主人公であるキャラクター「ミミ子」に『長くつ下のピッピ』の面影が見受けられる。

当時のAプロは東京ムービーの専属下請け会社であったが、このシリーズはAプロが率先して企画・制作したものであるという。

翌年3月17日には続編『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』も公開され、2008(平成20)年3月15日には渋谷にあるシネマ・アンジェリカなど全国6ヶ所の劇場で『パンダコパンダ』と『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』が二作品同時上映された。

(「パンダコパンダ」ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80




「「『長くつ下のピッピ』の面影が…」と書いてあったが、ピッピは「世界一つよい女の子」で、「パンダコパンダ」の主人公のミミ子は「日本一つよい女の子」という設定なんじゃ」

「確かに。ミミ子ちゃんは両親がおらんうえに、おばあさんも法事で出かけている間、ひとりで留守番できる女の子じゃもん。料理、洗濯、買い物、全部できるしね」

「そのミミ子が留守番しとる家にパンダの親子がやってきて一緒に暮らし始める、という話なんよの」

「子どものパンちゃんはかわいいし、お父さんのパパンダの、の~んびりした性格もえかったね」

「熊倉一雄(くまくら かずお)さんの声が、ピッタリ合うとったもんの」

「とくに竹やぶがイイ!」

「高畑さん、宮崎さん、小田部さんの3人はこの後、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の製作に携わっとってんじゃ」

「この作品を宮崎アニメとして見たら、パパンダはトトロを連想させるよね」

「パンちゃんとパパンダが一緒に自転車に乗っとるシーンは、トトロで自転車に乗ってお母さんのお見舞いに行くシーンとダブるよのう」

「大雨で町が水の中に沈むシーンは、「パンダコパンダ 雨ふりサーカス」にも「崖の上のポニョ」にも出てくるよね」

「「崖の上のポニョ」といえば、主題歌を歌った大橋のぞみちゃんが「パンダ歓迎大使」に任命されとったのう」



都立上野動物園(台東区)にやって来るパンダを歓迎する「うえのパンダ歓迎実行委員会」は16日、子役タレントとして活躍する大橋のぞみさんを歓迎大使に任命すると発表した。
26日に同園で任命式を開く。

任命の理由について、実行委の茅野雅弘事務局長は「大橋さんはパンダをはじめ動物が大好き。親しみやすいキャラクターでパンダ人気を盛り上げてほしい」と話した。

(「パンダ歓迎大使は大橋のぞみさん 上野動物園」朝日新聞 2011年2月17日)
http://mytown.asahi.com/areanews/tokyo/TKY201102160495.html






↓映画「パンダコパンダ」については、こちら↓

映画「パンダコパンダ」公式サイト
http://www.ghibli-museum.jp/panda/






↓長くつ下のピッピについては、こちら↓

長くつ下のピッピ オフィシャルサイト
http://www.pippilongstocking.jp/






↓アルプスの少女ハイジについては、こちら↓

アルプスの少女ハイジ公式ホームページ
http://www.heidi.ne.jp/hp/index.html






↓アルプスの少女ハイジについての関連記事は、こちら↓

アルプスの少女ハイジができるまで
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100817

8月12日に関する記念日で、福屋広島駅前店で行われる催し物は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100812






↓長くつ下のピッピについての関連記事は、こちら↓

「長くつ下のピッピ」の作者は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100913






「今日は、「ジャイアントパンダ」「FLY!パンダ」「映画「パンダコパンダ」」について勉強をさせてもらいました」

「今日もひとつ勉強になったでがんす。ほいじゃあ、またの」
コメント
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