通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

大みそかの夜に行われる厳島神社の神事は何?

2009年12月27日 | 広島の話題

今年も、今日を入れてあと5日ですのう。

年賀状は書きましたか?
大掃除は終わりましたか?
もちは搗(つ)きましたか?

わしゃ、どれもまだ終わっとらん。


【問題】
大みそかの夜に行われる、厳島神社の神事は何でしょうか?

1.鎮火祭(ちんかさい)  2.萬燈会(まんとうえ)  3.玉取祭(たまとりさい)  4.神能(じんのう)


【ヒント】
この祭の残りものが、火災除けのお守りとされとるそうじゃ。






【正解】
1.鎮火祭


【解説】
廿日市市宮島町の大みそかの伝統行事「鎮火祭」に参加する宮島小・中の児童生徒68人が22日、祭りで使うたいまつを作った。
生徒たちは、地元住民から「ゆるまないよう固く結んでよ」などと教わりながら、束ねた竹にスギのそぎ板をワラ縄で縛りつけた。
長さ約3・5メートル、直径約40センチの大たいまつ2本を完成させ、長さ30センチの小たいまつも作った。
「鎮火祭へ児童らたいまつ作り」中国新聞社)



鎮火祭は、江戸時代から続く大みそかの神事。

むかしは、山伏(やまぶし)姿の僧が火のついたたいまつを大聖院(だいしょういん)から厳島神社に運び、神社で読経(どきょう)をしていた。

現在では、御笠浜(みかさはま)の斎場(さいじょう)に置かれた松木の束に斎火(いみび)が移され、さらに大たいまつに移される。
その燃えさかる大たいまつをはっぴ姿の若者たちがかついで、ヨイヨイ、ワッショイのかけ声とともに御笠浜を練り歩く。

どんなに風が強くてもこの行事で火事になったことがなかったことから、たいまつの燃え残りは火災除けのお守りとされている。

「人と神々が共に生きる島~宮島」廿日市市環境産業部観光課)


記事と一緒に載っとる写真を見て驚いた。
たいまつの中には竹が束ねてあって、その周りにそぎ板(木を薄く削った板)を巻いとるんじゃのう。
知らんというのは、恐ろしいことじゃ。
今までは、中に木の枝なんかが詰めてあるんじゃと、勝手に思うとった。


今日は、鎮火祭について勉強をさせてもらいました。
鎮火祭で使うたいまつを、宮島小・中の子どもたちが作っとたのは知らんかった。
祭で使うものは、たいがい、地区の大人かお年寄りが作るもんじゃと思うとりましたけえ。
こうやって、祭のことが代々引き継がれていくのは、ええことじゃ。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


ほいじゃあ、またの。

コメント
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