どの神社・お寺にも、由来(いわれ)があります。
【問題】
厳島神社が今の場所に建っているのはある動物が神様が乗った船を案内し、
そこへ社を建てたからと伝えられています。その動物とは?
1.カメ 2.シカ 3.白鳥 4.カラス
【ヒント】
日本では古来、吉兆(きっちょう)を示す動物でした。
むかし、志村けんが歌った、というとピンとくる人もいるかな…?
宮島検定は2009(平成21)年11月29日(日)実施です。
【正解】
4.カラス
【解説】
宮島には「神烏(おがらす)伝説」というのがある。
むかし、佐伯鞍職(さえきのくらもと)という人のところに厳島大神があらわれ、鎮座(ちんざ)する場所を探している、と言った。
「高天原(たかまがはら)から連れてきた神烏が案内するので、それに従え」
彼は船を造って、宮島の浦々を巡った。
養父崎(やぶさき)の沖に来た時、弥山(みせん)から神烏が飛んできて、粢(しとぎ)団子をくわえて船を先導した。
その場所に御殿を建てることになったという。
現在、養父崎神社では御鳥喰式(おとぐいしき)という神事が行われとる。
養父崎の沖の海上に、幣串(へいぐし)と粢(しとぎ)団子を供え、雅楽(ががく)を奏すると、
雌雄2羽の神鴉が現れ、団子をくわえて養父崎神社に持ち帰るという。
この儀式に参加した人は幸福を授かるといわれとる。
この烏については、「四烏の別れ」という話もある。
この神烏は親子で、子烏が大きくなると、宮島の対岸・大野町の大頭(おおがしら)神社で子別れをする。
親烏は紀州・熊野へ帰っていき、子烏は弥山に残って次の1年間の祭を受けると伝えられている。
29.御鳥喰 巡拝の途 神鴉との遭遇 神宿る みやじまの素顔 中国新聞社
ヒントでも書いたが、烏は古来、吉兆を示す動物じゃった。
八咫烏(やたのからす)は、神武(じんむ)天皇の東征(とうせい)の際に、
熊野国(くまののくに)から大和国(やまとのくに)への道案内をしたとされる。
この八咫烏は、サッカー日本代表のエンブレムにも採用されている。
今日は神烏について勉強しました。
「四烏の別れ」の話は、今回初めて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
あなたの近くにある神社やお寺の由来は何ですかの?
これはというものがあったら、ぜひ、教えてくださいや。
今回は、「宮島検定サンプル問題」の「問5」から出題させてもらいました。感謝!
ほいじゃあ、またの。
今回が7回目というわけでもないが、7という数字に関係ある問題。
【問題】
「7回洗えば鯛の味がする」と言われ、刺身や天ぷらのほか、いりこ(煮干し)にして料理の出汁にも使われる魚は一般に何と呼ばれているでしょう?
1.コイワシ 2.チヌ 3.ハゼ 4.メバル
【ヒント】
この中では体長が小さな魚です。
ひろしま通認定試験は2009(平成21)年12月6日(日)実施です。
申込期間:平成21年9月24日(木)~11月13日(金)
申し込みはお早めに。
【正解】
1.コイワシ
【解説】
広島湾近郊で獲れるイワシのほどんどはカタクチイワシ。
(イワシにはカタクチイワシ、ウルメイワシ、マイワシがある)
成魚でも大きさが10cmくらいと小さいんで、「コイワシ」と呼ばれとる。
ちなみに、広島弁では「小さい」を「こまい」といいます。
「こまいイワシ」=「コイワシ」???
小さいものは、乾燥させて「いりこ(煮干し)」になるんじゃが、大きいのは鮮魚として市場に出回る。
コイワシの刺身は、広島を代表する食文化の一つといわれとる。
たしかに、うまいんじゃのう、これが。
わしゃ、おろしたしょうがを乗せて、しょう油につけて食べるのが好きじゃ。
(鯛の味はせんけど…)
あとは、天ぷらにしてもおいしい。
むかしは、商店街の近くや街角に、行商のおばさん(おばあさん)がおった。
たいていは手押し車に魚を入れて、頼めば下処理をしてくれたんじゃ。
コイワシというとおりの小さい魚じゃが、行商のおばさんたちは竹のヘラを使って、上手に小骨を取っとった。
子ども心に、「このおばちゃん、すげー上手じゃのう」と思ったもんじゃ。
今日は、コイワシのことを勉強をさせてもらいました。
「ひろしまファンクラブ」の解説を見とったら、「燻製にするとまた違った味わいもあるようです」とあった。
機会があったら、試してみようなのう。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
また、「お勧めレシピがありましたら、ぜご一報を!」とも書いてあった。
「こんなうまい食(く)い方があるでえ」という方は、メールで教えてあげてください。
今回は、「ひろしまファンクラブ 第192号 平成21年(2009年)6月11日(木)発行」から出題させてもらいました。感謝!
「ひろしま通」の過去問は、「ひろしまファンクラブ」というメールマガジンに出とります。
このブログの問題はここから出題しますけぇ、興味のある人は、メールマガジンを取ってみんさい。
ほいじゃあ、またの。