味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

南洲翁遺訓の用語解説について

2009-12-30 11:30:28 | 南洲翁遺訓

タイトル----南洲翁遺訓の用語解説について。 第332号 21.12.30(水)

 

 南洲翁遺訓の用語解説について

 南洲翁遺訓というのは、西郷南洲翁が生前語られた言葉や教訓を蒐録したものです。本文四十一則、追加、補遺まで合わせて五十三則という短いものです。その内容は、人の道を説き、あるいは学問の進むべき道を示し、また政治のあるべき姿を明快率直に教えています。

 一世紀以上経った今なお脈々と生きていて、我々の処世の道に大きな示唆を与えてくれています。この遺訓は、実に東北旧荘内藩の菅臥牛翁(すげがぎゅうおう)を中心とした藩士たちが、翁について手記した教訓を集め、これを刊行したものです。

 庄内では明治22年憲法発布の盛典に翁の賊名が除かれ、贈位の御沙汰があると、それまで伏せていた遺訓を世に出し、晴れて翁の遺徳と、精神を顕揚せんとしたものであります。これを刊行・普及するについては荘内藩の人々が、漢籍を日常的に深く広く学んでいたために成し得た偉業なのです。一人南洲翁が幾ら教訓的言辞を示しても、それを汲み取る英邁さなくしては出来なかったのです。

 平成の今日、青少年を対象にした諸々の問題が山積していますが、この南洲翁遺訓には、これらを一気に解決出来るであろう珠玉の文言が綴られています。一世紀以上という年輪を重ねているが、一見難解と思われる文言も、「読書百篇意自ずから通ず」という言葉があるように、少しずつ咀嚼(そしゃく)していけば、青少年を始め人々の人生に大きな成果を齎(もたら)してくれること間違いないものと確信します。

 西郷南洲翁についてはあまりにも有名であるため、翁の足跡を調べ今日の世相の参考にすべく全国各地で学んでいるのですが、南洲翁遺訓を青少年に教えているのは日本空手道少林流円心会だけなのでございます。

 このブログをご覧になられた方は是非、南洲翁遺訓の原文にも挑んで戴きたいものです。南洲翁遺訓を学んでから今日まで、荘内南洲会・小野寺時雄理事長はじめ多くの先生方のお導きを戴いていますが、これほど善い教えはないと思います。

 お子様をお持ちの保護者の皆様、南洲翁遺訓を学び、そして荘内南洲会会館にお運び戴きたいと念じています。貴方のためにも、そして可愛いお子様のためにも南洲翁遺訓を学び、人生を生きて行く糧にして戴きたいと思います。

 そういうことで、多くの方が理解出来るようにと配慮し、遺訓の用語解説をした参りたいと存じています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。