タイトル----和して流せず。第1857号 26.01.25(土)
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和して流せず。『近思録』
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あえて異を唱えず人と調和していくが、それだからといって、自分を失って、なんでも人のとおりに流れおぼれることはしない。(『中庸』のことば)
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【コメント】
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いろいろな方が私を誘ってくれました。私は心から礼をいい、機会が出来たら、何卒よろしくお願いします、と丁重に申し上げたものです。
でも、そういう方々に與したことはありませんでした。
多くが、組織の空中分解をし、跡形もなく消えて行きました。目の前の栄華を求める人々であったからです。
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短歌の紹介
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精神を収斂せしめ聖賢の
書を読み以て心収斂す 6465 『言志後録』130
敬以て動静貫き躁ならず
懦ならずして物鎮め成す 6466 『言志後録』131
利と欲に心が火のよう燃え盛る
その境界は灼熱地獄 6467 『菜根譚』109
半開の花の五分咲き観賞し
酒は微酔のほろ酔い加減 6468 『菜根譚』123