タイトル----己れを脩めて以て人を安んず。第1856号 26.01.24(金)
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己れを脩めて以て人を安んず。『論語』
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君子は、自己修養をつんだならば、さらにその徳をおしひろめて、人民のくらしを安定させるようにつとめるものだ。
儒教の目的は「修己治人に在り」といわれるのはこの句にもとづく。
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子路君子を問う。子曰はく、「己れを脩めて以て敬す。」曰はく、「斯の如きのみか。」曰はく、「己を脩めて以て百姓を安んず。己を脩めて以て百姓を安んずるは、堯舜も其れ猶諸を病めり。」374
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今の日本の国にそういう人格者がいるであろうか。それは遠く荘内に居住している先生方のように思えてならないのです。
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短歌の紹介
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西郷は西欧野蛮じゃと云いしかば
否な文明ぞと或る人がいう 6454 『臥牛菅実秀』
西欧が文明ならば未開国
対し慈愛を本とする筈 6455 『臥牛 菅実秀』
「野蛮」なる西欧侵略食い止むは
アジア諸国と手を結ぶべし 6456 『臥牛 菅実秀』
三条(実美)は韓国軍艦派遣して
武力背景紛糾決せと 6457 『臥牛 菅実秀』
西郷は全権大使で韓国へ
行きてアジアの大勢説くを望 6458 『臥牛 菅実秀』
遣韓の大使西郷希望容れ
天皇承認西郷に決 6459 『臥牛 菅実秀』
西郷を敬慕す竹下二百五十
漢詩創作西郷となり 6460 『礼節のすすめ』148
日本国安寧希い南洲と
思想的座標同居確認 6461 『礼節のすすめ』148
竹下は南洲同じ金銭も
誠に見事恬淡として 6462 『礼節のすすめ』148
忠徳公君臣一体汝らの
忠誠力政事盡すと 6463 『名君忠徳公』8
忠徳公終生身を持し己空し
領民富持ち己の冨と為す 6464 『名君忠徳公』8