第2868号 28.11.06(日)
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腹中、何のある所ぞ。対(こた)えて曰わく、赤心あるのみ。『十八史略』
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安禄山は肥って大きな腹をしていた。あるとき玄宗皇帝が、胡人の腹の中にはなにがあるのかというと、碌山は、ただ赤心(真心)があるだけですと答えた。616
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【コメント】面白い解答だと思います。尤も赤心があるので、食べ物の消化が悪く、太っていたのかも知れません。
組織の中であっても、同僚間であっても、真心を尽すということは大事なことだと思います。真心を尽していれば、対応する側がどういうことをしようが、平然としていていいからです。
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昨夜の空手道教室も賑わいました。『南洲翁遺訓』発表にしても、空手道型にしてもそれぞれ上達してくるので嬉しい限りです。
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小学3年生・森永礼弥君が3本組手を習うのに一所懸命になっています。願わくば6年生の体格ならば迫力があるのですがと思っています。
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悪ふざけをしていたA君も母上様と一緒に来てくれました。A君がよくなったことを母上に報告し喜び合いました。そして母上様に貴方も被害者の一人だと思います、と云ったら吃驚していました。
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それは社会構造の変化がもたらすものだと私はいいました。先の大戦以降、その悲惨さを再び味わわないようにするため、平和・安全運動が蔓延したことは了とすべきだと思います。
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そのため学校教育現場では、躾教育として厳しくすべき部分も出来なくなっているのです。言う事を聞かない時は大腿部をパッチンと叩くくらいのことはしてあげなければならないのです。これは、「体罰・いじめ」ではないのです。
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そして生活文化の向上のためでしょうか、子供が一人という家庭が多く、子供の適切な教育ができない、なされない家庭が多いのです。そのことをA君の母上様にお話したら、納得してくださったようでした。
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そういう平和教育等々のお蔭で、学校の先生方が5万人位精神科に入院しているとのことです。こういうふうに長期的展望に立ってみればわかるのだけれども、平和運動に洗脳された方がたには理解できないようです。
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要は、他人様を罵倒しない、見下げない、殴らない、傷つけない、殺さないことが大事です。そして自分もそういう対象にならないことが大事です。
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私の所でけいこをしていた男で、労働組合の重鎮だったという人が、校長に対して、こう言ったのだということを何回も聞いたものです。それは大変な暴言でした。
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その後、当該校長とお会いした時、労働組合の重鎮の名前を言い、ご存知ですかとお聞きしたら、「あのがんたれな」とこのように申されたのを忘れることができません。因みに私も労働組合側の団体交渉員を長年お勤めしましたが、暴言を吐いたことは一回もありませんでした。
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労働組合が何を要求しようが結構だと思います。しかしその内容を前面公開できなければならないと私は思います。小池都知事みたいに公開することが大切だと思います。
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豊洲問題では当時の知事は知らぬ存ぜぬと逃げていますが、一週間に二日しか出勤していなかったとか。給料だけ貰って自宅で小説を書いていたのでしょうか。これも断罪しなければならないことだと私は思います。
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昨夜は高校生の山田護久君の友達もおいでくださいました。護久君がつれてくる人だけあって、大変人柄のよい、聡明な学生だと見ました。少しくケリ・ツキ等々をして貰い直してあげました。『南洲翁遺訓』を全員で発表する時、『南洲翁遺訓』生成の過程を説明しました。
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『南洲翁遺訓』は純真な子供たちに教えてこそ、意義・威儀があると思う次第です。
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山田先生、昨夜のお友達をつれて来てください。護久さんと男の組手を教えたいのです。会費不要。
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『臥牛菅実秀』(第403回)
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さて、このようにして第六十七国立銀行は発足したのであるが、すべて未経験の世界、未知の領域に取り組まねばならない草創期というものは、事業が軌道に乗ってからでは想像もされない、いろんな苦心をともなうものらしい。ことに近代的な銀行制度は、アメリカから急速に移植したものだけに、一般の知識も幼稚であり、それに銀行の当事者も業務に不馴れなために、いろんな失敗やトラブルが起った。第六十七国立銀行の場合も、わずかな業務の手違いから大きな訴訟問題にもつれこんだり、とにかく明治十年代の草創期の労苦は一通りのものではなかった。
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一方、西南戦争やインフレーションによって俸給生活者や金禄公債の利息を唯一の生活源としている士族を困窮に追いこみ、社会不安をかもし出していたが、明治十四年になって大蔵卿松方正義は不換紙幣の整理に乗りだした。
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腹中、何のある所ぞ。対(こた)えて曰わく、赤心あるのみ。『十八史略』
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安禄山は肥って大きな腹をしていた。あるとき玄宗皇帝が、胡人の腹の中にはなにがあるのかというと、碌山は、ただ赤心(真心)があるだけですと答えた。616
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【コメント】面白い解答だと思います。尤も赤心があるので、食べ物の消化が悪く、太っていたのかも知れません。
組織の中であっても、同僚間であっても、真心を尽すということは大事なことだと思います。真心を尽していれば、対応する側がどういうことをしようが、平然としていていいからです。
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昨夜の空手道教室も賑わいました。『南洲翁遺訓』発表にしても、空手道型にしてもそれぞれ上達してくるので嬉しい限りです。
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小学3年生・森永礼弥君が3本組手を習うのに一所懸命になっています。願わくば6年生の体格ならば迫力があるのですがと思っています。
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悪ふざけをしていたA君も母上様と一緒に来てくれました。A君がよくなったことを母上に報告し喜び合いました。そして母上様に貴方も被害者の一人だと思います、と云ったら吃驚していました。
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それは社会構造の変化がもたらすものだと私はいいました。先の大戦以降、その悲惨さを再び味わわないようにするため、平和・安全運動が蔓延したことは了とすべきだと思います。
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そのため学校教育現場では、躾教育として厳しくすべき部分も出来なくなっているのです。言う事を聞かない時は大腿部をパッチンと叩くくらいのことはしてあげなければならないのです。これは、「体罰・いじめ」ではないのです。
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そして生活文化の向上のためでしょうか、子供が一人という家庭が多く、子供の適切な教育ができない、なされない家庭が多いのです。そのことをA君の母上様にお話したら、納得してくださったようでした。
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そういう平和教育等々のお蔭で、学校の先生方が5万人位精神科に入院しているとのことです。こういうふうに長期的展望に立ってみればわかるのだけれども、平和運動に洗脳された方がたには理解できないようです。
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要は、他人様を罵倒しない、見下げない、殴らない、傷つけない、殺さないことが大事です。そして自分もそういう対象にならないことが大事です。
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私の所でけいこをしていた男で、労働組合の重鎮だったという人が、校長に対して、こう言ったのだということを何回も聞いたものです。それは大変な暴言でした。
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その後、当該校長とお会いした時、労働組合の重鎮の名前を言い、ご存知ですかとお聞きしたら、「あのがんたれな」とこのように申されたのを忘れることができません。因みに私も労働組合側の団体交渉員を長年お勤めしましたが、暴言を吐いたことは一回もありませんでした。
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労働組合が何を要求しようが結構だと思います。しかしその内容を前面公開できなければならないと私は思います。小池都知事みたいに公開することが大切だと思います。
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豊洲問題では当時の知事は知らぬ存ぜぬと逃げていますが、一週間に二日しか出勤していなかったとか。給料だけ貰って自宅で小説を書いていたのでしょうか。これも断罪しなければならないことだと私は思います。
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昨夜は高校生の山田護久君の友達もおいでくださいました。護久君がつれてくる人だけあって、大変人柄のよい、聡明な学生だと見ました。少しくケリ・ツキ等々をして貰い直してあげました。『南洲翁遺訓』を全員で発表する時、『南洲翁遺訓』生成の過程を説明しました。
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『南洲翁遺訓』は純真な子供たちに教えてこそ、意義・威儀があると思う次第です。
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山田先生、昨夜のお友達をつれて来てください。護久さんと男の組手を教えたいのです。会費不要。
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『臥牛菅実秀』(第403回)
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さて、このようにして第六十七国立銀行は発足したのであるが、すべて未経験の世界、未知の領域に取り組まねばならない草創期というものは、事業が軌道に乗ってからでは想像もされない、いろんな苦心をともなうものらしい。ことに近代的な銀行制度は、アメリカから急速に移植したものだけに、一般の知識も幼稚であり、それに銀行の当事者も業務に不馴れなために、いろんな失敗やトラブルが起った。第六十七国立銀行の場合も、わずかな業務の手違いから大きな訴訟問題にもつれこんだり、とにかく明治十年代の草創期の労苦は一通りのものではなかった。
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一方、西南戦争やインフレーションによって俸給生活者や金禄公債の利息を唯一の生活源としている士族を困窮に追いこみ、社会不安をかもし出していたが、明治十四年になって大蔵卿松方正義は不換紙幣の整理に乗りだした。
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