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太秦映画村2 東映京都撮影所 ステージ

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写真は、映画村(オープンセット)からステージにつながる門。

太秦映画村は東映京都撮影所のオープンセットは一般に有料で開放した施設であり、西隣には屋内セットのステージが複数あります。
通常は見学できませんが、まいまい京都の「通常非公開の東映京都撮影所へ!俳優・平井力と特別ツアー」などで見学可能です。

入村料込みで1人6,000円です。
映画村の前に10:00に集合。
入場してずっと左へ進み、スタジオマーケットを抜け大手門の前も通過し、角櫓道場へ。
こちらで俳優の平井力(つとむ)さんが、ゼロから裃侍に目の前で作りあげて下さいます。
羽二重は2重で下はぶと上はぶ(うわはぶ)があります。
まずは下はぶで自毛を押さえます。
次に上はぶで月代(さかやき)の雰囲気を作ります。
ここで大事なのは額にできる境目を上手に消すこと。
”つぶし”という塗り物で境目を馴染ませます。
脂溶性なのでベンジンで溶かしながら伸ばします。
次にかつら。
8年ぐらい在籍し、ある程度コンスタントに仕事が入るようになれば、自分専用のかつらを作ってもらえますが、それまでは有り合わせのものなので、フィットさせるのが大変だそうです。
かつらの生え際は、専用のボンド”ドンピシャン”で、肌と張り合わせます。
上手に張らないと、剝がすときにかつらを傷めるそうです。
最後に裃を着ますが、これも紐の結び方が面白いです。
ここで10:50。

11:00頃に角櫓道場を出て、パーク内の歩きます。
カムカムエブリバディやるろうに剣心などの撮影話も面白いです。
道を超えてアトラクション広場に移動。
左手奥の道の奥にある門の先にステージがあります。

撮影のステージが左右に並びます。
手前右手のNO11は天井が非常に高いので、屋内に2階建て相当のセットが組めるそうです。
左手にNo13 、その奥左右にNO9とNO10、さらに奥にNO7とNO8、その奥にNO5とNO6が並び、さらに右手にだけNO4とNO3が続きます。
科捜研の女や遺留捜査の屋内シーンはこちらにセットを組み撮影されているそうです。
また建てている途中のセットも拝見しました。
上段の間がある武家屋敷のようなセットでは、床がコンクリートなので地面に砂を撒かれ、遠山の金さんのお裁きのセットでは白洲が撒かれていました。
必ずしも連続で撮影出来るわけではないので、予定に合わせてセットを組んだり畳んだりされるので、かなりの手間がかかるそうです。
またセットの上は音を拾うために天井がなく、音声さんが上の足場に上り、演者のマイクを持って上から追いかけるそうです。

ステージを抜けると正面に俳優会館、左手に駐車場、その奥に厚生会館があり、左手奥が撮影所の正門です。
俳優会館は1階が事務所、2階が大物さん用の個室、3階が3人部屋、4階が大部屋の控え室だそうです。
駐車場も手前側がこれからこられる俳優さん専用のネームプレートが立っていました。

最後に最奥の美術倉庫へ。
格天井ら欄間の使いまわしの部品や岩や灯篭もあります。
岩や灯篭は発泡スチロールにスプレーで雰囲気を出すので、非常に軽いです。
また苔むした感じは青のりを貼るそうです。
11:50頃に終了し、終了後は侍姿の平井さんと一緒に撮影も可能ですし、
その後は園内を自由に遊べます。

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