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月桂冠大倉記念館 大倉家 新屋(伏見散策7)

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写真は、奥から15畳、10畳、8畳の広間。

月桂冠には大正14年築の新屋の主屋があり、その庭園は昭和2年小川治兵衛の作庭です。
まず場所です。
月桂冠は京阪電車の伏見桃山駅と中書島駅の間に大きな敷地があります。
その最南端に月桂冠大倉記念館があります。
記念館に北側に隣接するのが内蔵で、事前予約で見学出来ます。
疎水の十石船から見える大きな蔵はこれです。

逆に敷地の最北端にはクランクになった道の北西に伏見夢百衆があります。
こちらは大正期の建造物で、平成5年まで月桂冠本店として使用されていました。
現在は喫茶や土産物屋さんとして運営しておられます。
その南隣に本家の町屋があります。
1828(文政11)年、月桂冠創業の地に建てられた酒蔵兼居宅です

そしてその本家と内蔵の間に。新屋の主屋と庭園があります。
通常は非公開ですが、2022/7/9と7/10の午前午後の計4回、「月桂冠 非公開の蔵見学&大倉家の歴史探訪ツアー」で初公開されました。

入口は大倉記念館の入口の約60m右の蔵の隣の壁にある木戸です。
ここを入ると石段が右にカーブし、正面左手に数寄屋の玄関、右手には洋館が隣接して建っています。
数寄屋の玄関の右手が洋館である応接室の入口で、床は木組み、ドアの上にはアールヌーヴォーを思わせるブドウのような木彫りがされています。

玄関に戻ると6畳の玄関間の奥に8畳間。
8畳間の奥は小さな中庭になっています。
8畳間の右手は6畳間を経て、本家につながる玄関になっています。
8畳間の左手は正面が10畳、左手が15畳、右手が8畳の広間になっています。
15畳間と10畳間は庭に沿って1畳の縁があり、8畳間は少しへこんで10畳間の列で1畳の縁があります。
外は小川治兵衛作庭の庭園ですが、芝生や川はなく、苔、立石や灯篭が配されています。


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