
▲<「シギラリゾート」の広大な敷地>
9月4日の午後に、宮古空港から送迎バスに乗り込み、「ホテルブリーズベイマリーナ」へ向かう。
バスは、空港から南部へサトウキビ畑の中、県道202号線をひたすら走る。
最南端の中央に、ユニマットが造った、巨大リゾート地がある。

▲<台風9号も夜の内に抜け晴天へ>


ホテルは、我々が宿泊したホテル以外に、高級な「シギラベイサイドスィートアラマンダ」と滞在型ホテル「リゾートヴィラブリッサ」の3パターンがある。他に、ゴルフ場「シギラベイカントリークラブ」、温泉「シギラ温泉」、プライベートビーチ「シギラビーチハウス」、数カ所にレストラン、「琉球の風アイランドマーケット」等々が広大な土地に点在している(各所はすべて巡回バスで行ける)。

沖縄本島にあるカヌチャリゾートに良く似ているが、こちらの方が上手く造られている。
隣接地に突然洋館立てが数棟出現するのに驚く。これがかの有名な宮古の「ドイツ村」である。

▲<広大な土地にヨーロッパの風景が出現する。運営(財)博愛国際交流センター(上野村は、宮古市吸収合併された)>
ただのテーマパークではなく、明治6年にドイツ商船が、中国からオーストラリアに向かっている途中、台風に遭遇して上野宮国沖のリーフで座礁難破した。
それをこの地、上野村宮国の住民が救助、その後一カ月間余にわたり面倒を見て、無事本国に帰国させた。
帰国した船長の報告を受けたドイツ皇帝が、救助してくれたお礼に軍艦を派遣し、宮古島に「博愛記念碑」を建立したいわれのある事業だ(沖縄サミット時には、ドイツの首相がこの地を訪問している)。


▲<「マルクスブルグ城」の窓から撮影したドイツ村の風景>
それにしても、一つの村でよく造ったものだ(やり過ぎ)。ホテルはすでに閉鎖し廃墟になっているし、敷地内の土産物屋(テナント)には、ドイツに何の関係もない物品が多く並べられている。

▲<「マルクスブルグ城内のドイツ食堂」>
「マルクスブルグ城」(ドイツの風景絵画がたくさん展示)と「キンダーハウス」(本物のドイツの壁が展示されている)の二つの建物は、有料(800円)だが見学する事が出来る(ドイツ田舎屋敷のビアレストランは、夜間のみの営業)。

▲<海側から見る「博愛パレス館(ホテル)」左下の岩の浸食された箇所がハート型に抜けている>
※次回は、特別編「かたあきの里」です。
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