那覇市遺跡探索散歩 コースI.『首里山川巡り』

2007年10月06日 00時05分09秒 | 沖縄現地情報
「首里山川巡り」 最寄駅:市立病院前
 
※「首里山川巡り」は、「末吉公園」とは反対側になる首里山川町一帯の住宅街を巡るコースです。
⇒「市立病院前駅」を「儀保駅」に向かって歩き、初めての交差点のガソリンスタンドと中華料理店の間の道を下ります。
真嘉比川に掛かる「上川橋」を渡り、登り坂の突き当りを左折し、少し歩くと「前方に階段あり、車は通り抜けできません。那覇市」の注意標識がある所を左に住宅街に入って行くと「本覚山陵」(尚豊王の母親、金武御殿の墓)があります。隣には「山川の玉御殿」(王家の墓で、王夫人や娘らが葬られている)もあります。



先ほどの注意標識に戻り、反対側にある住宅街の小道を10分位行くと、空き地と古い家の先に「さくの川」があります(この辺で迷ったと感じる所です)。
崖に湧き出る共同井戸の樋川形式です。王府時代には王家御用の芭蕉紙を漉くのにも利用されました。

このため付近では「カミシチャマガー」とも呼ばれました。「さくの川」樋川の水を引き込んだ「さくのかわ公園」は、高低差を上手く活用した流水公園です。惜しむらくはもう少し手入れをされたらいいなぁと思う状態でした。

さくの川周辺には「琉球紅型研究所」「城間紅型研究所」「紅型玉那覇工房」「金城紅型工房」など紅型の工房が集中しており、興味のある人には絶好のスポットです。
「山川郵便局前」の道は桃源本通りで、儀保の方へ行くと右側に「池城殿内の井戸」(16世紀に掘られた深い井戸で、内側はあいかた積みの石積みで固めれています)があります。
 
そこから数m先には「普天間小(フテンマグワー)」と呼ばれる拝所があります。

そこから「松山殿内」を過ぎて「儀保駅」は3~5分です。「首里山川巡り」は、スムーズに行けば約1時間程度です。「末吉宮巡り」とセットでも良いかと思います。



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