平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2008年8月31日 祈りにおぼえて欲しい

2008年09月13日 23時55分08秒 | Weblog
    祈りにおぼえて欲しい

 祈祷会の証しをM兄がされた。これまでの人生に神様のお導きがあったことに感謝された。M兄は、祈祷会にほとんど毎週出席されているが、よく自分のことや自分がかかわっている教会活動のことなどを祈って欲しいと申し出てくださる。祈りに入る前、私が祈りの課題を提示して、他に皆さんの方からもありませんか、とお聞きしても遠慮されてなかなか出てこないのであるが、M兄は積極的にお祈りの課題を自ら申し出てくれる。

 しかし、それでは、牧師自らが自分のことや自分の家族のことを祈って欲しいと申し出ているかというと、そうではないことに気づいた。私自身の姿勢がよくなかったと思う。牧師は聞き役で、受け手で、執り成し役でと、勝手に決めていた。牧師自らが、自分の弱さや苦しみをオープンにしないのに、どうして、信徒の方々が胸襟を開かれるだろうか。そこで、私も祈って欲しいことを告げようと思う。

 一つは、礼拝に出席されている方々のそれぞれの生活や人生において、神様からいただいている試練とおぼしき出来事を共に担っていけるような強さと繊細さ、知恵と決断する心を牧師に備えてくださるように祈って欲しい。私と妻の健康を祈って欲しい。長女と次女の仕事のこと、長男と次男の教会生活のこと、三女に将来の夢が与えられるように祈って欲しい。それから、私自身のことをもう一つ。愚か者と叱られそうだが、周知の私の楽しみ事がこれからも許されるように祈って欲しい。


平良師