晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大栗峠考(39) 6/6

2016-06-06 | 山・峠

2016.6.6(月)晴れ 大栗という地名について-4 大栗峠考(38)は2016.5.30

 もう一つの疑問は志古田道の崩壊現場から少し行ったところに石垣の跡があることだ。斜面をトラバースする地点で見落とすほどの小さな石垣だ。そして谷を渡ったところの急登にも石垣跡は残っている。

志古田道崩壊地の先のトラバース地点、峠直下の谷に下りるジグザグ地点、いずれも石垣の跡が見える。
石垣は他のルート(山田道、弓削道、上粟野に下る道)には記憶が無いのでずいぶん珍しいものと思える。志古田道が重要視され地元の住人によって丁寧に補修されていたとも考えられるが、地滑り、土砂崩れのあとの補修なのかもしれない。もしそうだとすると古くから志古田道は崩壊を繰り返してきたこととなる。そう考えると大栗はやはり崩壊地名なのかということになるが、崩壊があるからこそ谷はガレで埋まり、谷筋には大岩が転がっているという風にも考えられる。集落の奥、かつての取水地のあたりの林の中にも大きな岩が転がっているのが見える。これらの大岩が大栗の語源となっているという考え方も無視できない。やはりこの地の大栗も崩壊地と大岩の両論併記とすべきだろう。終わり

【今日のじょん】先日シャンプーの際にサン君に会いに行ってきた。留守番しているところだったのだが、ずいぶんと大人っぽくなってきた。じょんとうまくやれるかなと不安だったが、それなりに仲良しできそーだ。

コメント
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