晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

睦志のこと(24) 穴虫-30 3/24 

2014-03-24 | 上林地名考

2014.3.24(月)晴れ 睦志のこと(23)は2014.3.22

 いつぞやにインターネットの地図や航空写真でその地を見て、地名考証にまで及ぶのは邪道だというような記事を書いた。確かにそれだけで結論を出すのは問題があり、現地調査は必ず必要と考えるのだが、仮説を立てるために地名の共通点などを探るためには有効だと思う。特に遠方ですぐに出かけることが困難な場合などやむを得ない措置だと思う。地名考証について結論を出す際には、ネット上の地図や写真ばかりではあり得ないことと考えるが、一つの仮説を生み出す場合にはそういったものを活用してもいいことだと思う。
 今出かけることが困難な状況があり、連日連夜穴地名、虫地名、穴虫地名の場所について国土地理院の地図、グーグルの地図、航空写真など眺め続けている。そして、穴については穴地形、虫については無所、墓所の確率がかなり高いことを感じている。ちなみに穴地形とは、「島と島の間の海峡のような狭まった航路、陸地に換言して山と山の迫った谷間」というような意味で、わたしの造語である。
 地形図や航空写真で見たとき、穴虫という地名の場所は穴地形の入口という場合が多く、そこから街道、通路、谷が奥に向かっており、その奥に無所があるというケースが多く見られるのである。
 これは穴地名の元祖である古代の吉備国においても同じケースとなっており、驚きを禁じ得ない。例えば児島の場合、島々に囲まれた穴海に入るには、穴と呼ばれる海峡から船で入っていくのだが、その奥まったところつまり沿岸部にはおびただしい数の古墳が存在するのである。
 穴虫地名研究の発端となった奈良県香芝市の穴虫も同様である。大和から西に向かうと穴虫があり、大坂山口神社がある。更に西に向かうと山の迫った穴虫峠となり、その先には観音塚古墳、二子塚古墳、聖徳太子御廟、用明、敏達、推古、孝徳天皇陵等々著名な墓所と多くの一般の墓地が存在する。つづくP1060775



亀岡市千代川町の穴虫もどうやらこのパターンのようだ。

【作業日誌 3/24】
ベンチ二脚、給水台、ドッグランど柵塗装
薪割り、草引き

【今日のじょん】P1020579


里親の保利さんから誕生日プレゼントが届いた。アレルギーで貧血気味のじょんにとって食事は重要なファクターであると思っていた矢先なので、大変ありがたい本だ。今かみさんが勉強しているが、犬の食事って、なんとも知らなかったことが多すぎる。
 
 

 

コメント
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