2014.3.10(月)雪
雪が降り続いて作業が出来ないので、たまった新聞切り抜きを貼り付ける。スクラップブックも10冊を超え、食品、料理関係を別冊とすることにした。
問題は切り抜きを保存するため、読みが浅くなることである。そしてこれだけ大量になってくると、確か保存していたなと思っても探すのが大変となったことである。また、新聞も当日は店に出すため切り抜きすることが出来ず、翌日になると忘れてしまっていることだ。こんな時は古新聞を引っ張り出して探すことになる。
記事についても従前はパソコンに表題と日付、頁を入力し検索できるようにしていたが、ここ数年は面倒になって入力していない。こういう記事があったなあという脳の索引も随分性能が落ちてきて正常に作動しない。やはり脳の活性化のためにも入力し直さないといけないかなあと思っている。そうすることできっと新しい発見もあるかも知れない。
切り抜きの内容は歴史に関するものが圧倒的に多い。あとは料理食品に関するもの、本の紹介、自転車、登山、旅、環境などである。論評やエッセイなどもあり、例えば最近気になる記事を紹介しょう。
讀賣新聞2014年2月19日(水)「時のかくれんぼう」という月一回のエッセイで、「キカイ馴染まぬ喫茶店」という黒井千秋氏の文である。
散歩の途中で疲れを覚え、ふと入った喫茶店の風景が書かれている。おそらく筆者は年配の方と思うのだが、カウンターでコーヒーを受け取り、座る場所もままならない。そして周囲を見回せば、みんながパソコンに向かってなにやら必死にやっているというのだ。パソコンをやらない筆者には随分と奇異な風景に写ったことだろうし、コーヒーを楽しみ午後の会話を楽しむというかつての喫茶店が無くなっていることを嘆いているようだ。だからこそ
「キカイ馴染まぬ喫茶店」というタイトルにされたのだろう。
喫茶店をやりながら、こういう都市の喫茶店に行ったことの無いわたしは人伝えに聞くしか無いのだが、こういう類いの喫茶店が増えているという。
漫画喫茶とかネットカフェなんてのは喫茶は二の次で他のことが専門的になっているが、どうもそう言うのでは無くて喫茶店だけどみんながパソコンに向かっているという状況なのだろう。
先日来られたお客様が、「こんなお話の出来る喫茶店が無くなりましたねえ」とおっしゃっていたが、わがじょんのびは席数が少ない上にテーブルは一つというので、知らない人でもお話しできるという手はずになっている。
黒井さんに是非立ち寄ってもらいたい喫茶店なのである。
400えんで楽しめるコミュニケーション、この日は絵の渡辺先生がいらした。
【今日のじょん】
猟期過ぎて 鴨の親子の のどけさや うとく