晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

左岸でも鉄滓 5/22

2011-05-22 | 歴史・民俗

2011.5.22(日)雨

 鉄滓と思われるものが4月と5月に続けて見つかった。その詳細については「鉄滓発見」(4.4、5.7参照)でお知らせ済みであるが、その発見場所について少し不安があった。その2個とも念道橋下流上林川右岸堤防であることだ。もしそのあたりでごろごろといくらでも発見できるのなら、念道の集落あるいは蓮ヶ峰(はちがみね)に向かう沢筋あたりにたたら、もしくは鍛冶場があったと考えられる。念道にかつて鍛冶屋さんがあったというような話を聞いたことがあるが、まだ確認していない。仮に明治以降に鍛冶屋さんがあったとして、鉄滓が出るようなことはあるのだろうか。
 もう一つの不安は堤防工事の際持ち込まれた土砂の中に鉄滓が混じっているということだ。2個の発見が同様の場所だけに考えられないこともない。
これ等の不安を解消するには、全然違う場所で見つけることだ。特に念道橋より上流、そして左岸で発見することが肝要だと考えた。そういうわけで探索の場所をそちらに移し、じっくり探すことにした。そうすると5月14日に小片、20日に最初に見つけたものと同様のものと小片の2個を見つけることができた。Img_2937 Img_2935
 
今回の発見場所、じょんの居る左下から20m程上流側、切り株があるあたり。


 思った通りに出てきたので実は驚いている。これだけ離れた場所で発見できるのだから、28水などの洪水で上流からながされてきたと考えるのが順当ではないか。またこれだけ出てくると、過去の発見物を記録、整理しておかなければならない。またこれが本当に鉄滓なのか、鉄滓ならばどのような過程で出てきたものか、そしてもっとも重要なたたらの位置を探さなければならない。とりあえずは整理しておこう。

今までに発見した鉄滓と思われるもの

No.1 鉄塊のようなもの 2010.4.18    上林川念道橋上流100m右岸河原
No.2 磁鉄鉱を含む石 2011.3.24     念道橋下40m右岸堤防下畑側
No.3 鉄滓(1)      2011.4.4     念道橋下30m右岸堤防下畑側
No.4 鉄滓(2)      2011.5.7     念道橋下100m右岸堤防川側
No.5 鉄滓(3)      2011.5.14    念道橋上100m左岸堤防田側
No.6 鉄滓(4)2個   2011.5.20    念道橋上150m左岸堤防田側
Img_4311Img_2547Img_2614   Img_2869
Img_2896Img_2920





No.1~No.6、No.5は右側の小片、No.6は2個口。



【作業日誌 5/22】
薪割り

今日のじょん:夕べのことである。パソコンに向かっていると、寝ていたじょんが急に起き出し、玄関の近くまで走っていって「ウーワンワン」と吠えだした。上の方を向いているのでまた虫でもいるのかと思い、無視しているといつまでも吠えている。行ってみると虫も何も居ない、表に獣が来ている様子もない。「小屋入って寝」というとスゴスゴと帰るが、又しても飛び出して吠え出す。こんなことを繰り返すので、灯りを点けて目線の先を見ると、なななんと籠の影に百足が潜んでいるではないか。さっそく殺虫剤でやっつけて事なきを得たが、離れたところの視線にも入らないところの百足がどうして解ったのだろう。臭いかそれとも音か、いわゆる気配というものか。あっぱれ虫虫じょん。Img_2947_2
 
じょんが寝ているのは右端、百足は左のバスケットの向こう側にいた。

コメント
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