晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 古代の高句麗と日本 5/16

2011-05-17 | 雨読

2011.5.16(月)曇

 「古代の高句麗と日本」金達寿他、韓国文化院監修、学生社、昭和63年10月初版、定価1、450円、購入価200円
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本書と金達寿著の「日本古代史と朝鮮」


 雨読「民俗学からみた古代の韓国と日本」(2011、4、20)と同じシリーズの本である。文化講座の講演会の内容を収録したものなので、内容が解りやすい。全13冊販売されていたのでもう少し買っておけば良かったと思う。
 なぜ高句麗なのかということになるが、古代日本が文化的に最も影響を受けたのは朝鮮半島であることは間違いないが、丹後、若狭が最も影響を受けたのは百済、新羅よりも高句麗だろうと考えている。それは親潮と偏西風の流れをみれば容易に想像できる。動力のない古代の航行は潮の流れと風の向きが航路に多大な影響をすると考えられる。新羅、百済つまり朝鮮半島の南や南東から出航すれば北九州が最もたどり着きやすい地であることは地図をみれば一目瞭然である。高句麗からの渡来も半島陸地を南下してから海を渡ったという事もあったようだが、それは国の間の関係が良好な場合に言えることであって、百済とは常に反目しあっていたようだし、新羅だっていつもいつも良好な関係であったとは思えない。ましてや高句麗滅亡の前後というのは本国から直接日本海に出たと思える。その場合たどり着く先は丹後、若狭以北が有力で、能登半島までの海岸が最も色濃い地ではないだろうか。
 私のこの予想は見事に当たっていて、本書の随所に関連した記事が載っている。
本書の中では四人の方が講演を行っているので、様々な分野のことが述べられている。一般的には高松塚などの壁画古墳に関するもの、飛鳥・白鳳仏に関するものが興味深いところだろうが、私はこういった表層文化に関するものにはあまり興味がない。つづく

【作業日誌 5/16】
道具収納棚作り、下段扉作製

今日のじょん:久々にサリーちゃんが来た。いつもどおりシャキシャキとして、田舎もんのじょん君相手にされない。でもちょっとだけお尻臭がしてもろて、まあいいかっという感じだ。「今日はサリーちゃんだけかい」と聞いていたらジナンくんが亡くなっちゃったということ、え゛~とびっくりする。来週あたりに会いに行こうと思っていた矢先なのでショックである。人が良いというか、犬が良いというかとても優しい奴だったのに悲しいことだ。Img_2905

 へへえ、お江どの。
サルめが、、。

  

コメント
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