晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

山ガール・畑ガール 12/2

2010-12-02 | 日記・エッセイ・コラム

2010.12.2(木)晴のち曇

 弥仙山登山の記事で山ガールのことを紹介したが、昨晩のクローズアップ現代で畑ガール、番組の中ではこのような表現は使っていなかったが、のことを紹介していた。若い女性層が近郊に貸農園を借りて、野菜作りを楽しむというものである。もちろん女性だけでなく、都会に住む若い人たちが土に親しみ、自らの手で野菜などを栽培することに生きがいを感じ、近郊の貸し農園で週末を楽しんでいるということだ。その根底には食への安全、物を育てることへの楽しみなどがあるようだが、若者向けの雑誌などの媒体も大きく影響しているようだ。商業ベースで、カラフルな畑ファッションや、おしゃれな農具、農機などもどんどん売りだされていて滑稽な感じもする。
 数年前、ロシアのダーチャの記事を雑誌で読んだことがある。ダーチャとは菜園付簡易住宅というような意味で、週末をそこで過ごして野菜作りを楽しむといったようなものだ。大人気で、週末ともなると都会から地方へ交通渋滞が起きるほどだという記事だった。Img_1772
 じょんのびファームもダーチャに毛が生えたようなものだ。

 一番踊っているのは、近郊の農地をもてあましている農家で、耕作放棄地となっていた農地が坪数千円の貸し地となるのだから大変だ。こんなおしゃれな服装で鍬を振っているギャルの様子を見て、農家の方はどう思うのだろうか。きっと、一過性の流行に踊らされてバカバカしいという風に思われるだろう。しかし、そういった週末農業を楽しむ人の数が、実際の農業人口と同じぐらいあるとしたら、これはバカに出来ない数字である。彼らの作り出す農作物は統計上の自給率としては表面に出てこないのだろうけど、ひょっとしたら0.数%ぐらいはあったりして。
 私も最初はバカにしていたけれど、これってなかなか意味があるなあと感じ始めた。インタビューの中である女性が、食べ物の生産地や農薬のことを気にするようになったこと、不揃いの野菜や虫食いの野菜を見直すようになったことなどを答えていた。NHKの解説者が、行き詰まった日本の農業の救世主となるかなどと持ち上げていたが、まさかそこまでは言えないとしても、ひとつの文化として定着してもいいのかなあと思う今日この頃である。

【作業日誌 12/2】
キクイモ植え付け
ガーデンシェッド、後背部パネル作製

今日のじょん:猟期が始まったというのにイノシシ君はお構いなしである。大体猟期が始まると姿を消すのが従来の形なんだけど、今秋は異常である。じょんと朝の散歩はイノシシ掘削跡の確認である。実は新たな土器の発見がないかなあと思ってる次第だ。長岡京や向日市では住宅建築工事の都度遺跡の調査があるが、上林ではイノシシの暴れた都度調査が出来る。Img_1863 Img_1864
 
毎日掘りまくられて、道も壊れそうだ。

コメント
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