東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

初心にかえって

2023年09月06日 22時07分45秒 | 山形交響楽団

 今週末の山響定期に向け、今日からリハーサルが始まりました。

 プログラムはオールモーツァルト、、、ではないのですが、一つ入っている現代曲が酒井健治氏による「ジュピターの幻影」ということで、モーツァルトのジュピターのオマージュのようになっています。ただ、随所にモチーフが散りばめられてはいますが、そこは現代曲。スタートしてすぐに「えっ。。。。」という驚きを感じるかと思います。(少なくとも私は驚きました)。そうきたか!と、皆様を異空間に運ぶことができれば大成功、と思っています。

 モーツァルトのピアノ協奏曲第21番のソリストには、当初予定していた小林愛実さんが、出産後の体調を考慮してのお休みとなり、務川慧悟さんがつとめて下さることになりました。ここのところ、優秀な若手ピアニストとの共演が増えましたが、皆様その若さが信じられない風格を兼ね備えた実力者ばかりで驚かされます。今回も楽しみです。

 そしてモーツァルトの代表作、ジュピター。モーツァルトの曲は、特にオペラで感じますが、2ndヴァイオリンは本当に大変です。1stヴァイオリンが素敵な旋律を弾いている下でひたすら細かい十六分音符を(しかも単純じゃない)弾くというのが日常風景。ジュピターでも随所で見られます。ただ、「報われない」感はありません。「どうだっ!」と押し出すものではありませんが、確実に聞こえて、しかも全体の流れを作っている(逆に言えば崩れたら大迷惑ですが)。むしろ2ndヴィオリンの醍醐味といえましょう。

 常任指揮者、阪哲朗氏と共に、モーツァルトへの敬意を胸に、良い演奏会にしたいと思います。

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