常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

補聴器補助不適正受給の疑い

2008年10月21日 | 季節の便り
ホトトギス

長野県は、障害者自立支援法に基づき市町村が実施する補聴器購入費の補助制度で、申請と異なる安価な補聴器を購入するなど、不適正な補助金受給の疑いのあるケースが発覚したことを明らかにした。
県は正規の補聴器への交換または補助金の返還を市町村に指示し、「詐欺にあたる可能性もあり、県警に情報提供した」としている。
しかし、現在巷に蔓延している裏金作りのための不正受給とはいささか事情が違うようにも思われる。
かって聾学校で補聴器販売に関わった者として、事実の追及は勿論のことだが、何故資金プールが必要だったのか、善悪はともかくその現実も明らかにすることを切望する。

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山荘からの光通信

2008年10月20日 | 季節の便り
山荘の光芒

槍ヶ岳山荘から今秋も季節の光が届いた。
山荘の窓から反射するこの光は、限られた季節の、限られた時間帯に見ることができる。
もしかしたら、限られた地域内でという言葉が付け加えられるのかもしれない。
秋晴れの日が続いて、里でも暖房が恋しくなった。



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キノコ

2008年10月19日 | 季節の便り
イグチ

集落の田畑に鹿の侵入を防ぐ高圧防護柵の見回り当番に当たり、2Kほどある沿線を点検した。少数の鹿が柵を通り抜ける方法を学習したらしく、柵の効果は年々薄れ、柵内の野菜が頻繁に荒らされる様になってしまった。
しかしまだ柵の抑止力は強いと思われている。
見回りの途中で栗色のイグチを見つけた、味噌汁にいれれば秋の最高の味が引き出せる。
写真用に庭の木の下において見たけれどいかにも偽者くさい。




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空の神兵

2008年10月18日 | 季節の便り
トウワタ


秋の頼りなげな陽光に急かされてトウワタの鞘が弾けた。
詰まっていたもの達が、液体から気体に変わるように爆発する。
もはや 神の御手に委ねたても、元の鞘に収める事は不可能だろう。
微風に絹の細毛を、逆光に輝かせて浮き上がり、意志を持つもののように上昇気流を捕まえる。漂う姿は「空の神兵」
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苔のある風景

2008年10月17日 | 季節の便り

京都から帰って、苔のある風景が好ましく思えて、知り合いの庭師に可能性を尋ねたら、そんなものが簡単にできたら苦労しないと一蹴された。
地面での苔の育成はそれほど難事らしい。
仕方がないから石燈籠に張り付いた苔で我慢している。
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月よりの使者

2008年10月16日 | 季節の便り
リンドウ


晩秋の草むらに、北国の湖の滴のように咲く、野の竜胆を見ることはなくなった。
松本から佐久に通じる山沿いの道路脇に、よく手入れされたリンドウ畑があって、そこはもう湖そのものが広がっていた。
「月よりの使者」が抱いてくるリンドウは、やっぱり枯野に咲く竜胆でなければいけない。
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ポポー

2008年10月15日 | 季節の便り
室内に避難したアボカド

昨日 ポポーが収穫できました という連絡が入った。
昨年 初めて口に入れたポポーの濃密な香りと、南国っぽい甘さに好感を覚えた。
その時のことを覚えていてくれたらしい。
モンキーバナナを思わせる形状のポポーが詰まった箱を座席に置くと、車内は異国の空気に変わった。
夕食後食べたポポーのどこかにアボカドの類似点を感じた。
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寒さからの避難

2008年10月14日 | 季節の便り
紅葉


紅葉が進むと気がせく、まだ冬ごもりというと大げさだけれど、外の最低気温が5℃になる前に室内に避難させなければならない植物を何種類か持っているからである。
寒さに弱い順に少しずつ取り込みを始めた。
実生から年々成長を続け、今では天井に届くものもある。
人間の居住をできる限り制約しないように、毎年成長に合わせて鉢の位置を考えるのは楽しみでもあり、気苦労なのだけれど、花が咲いて実がなることを信じて、来る年も来る年も、時の流れる早さを実感しながらやっている。



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小春日和

2008年10月13日 | 季節の便り


日当たりの良い小枝の先に止った赤とんぼが、スクランブルするように、さっと飛んで旋回して枝に戻る動作を繰り返し、小さな虫を捕食している。
高台に上ると、収穫に終わった農地に続く市街地が見渡せる、暑くなく寒くなく、風もない。
昨夜は冷蔵庫から噴出すような冷たい風が吹いて運動会の練習を早めに切り上げた。
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栗の木に登る

2008年10月12日 | 季節の便り
野菊


荒れるに任せた畑地の隅の栗の木から大粒のきらきらした実が落ちて、仰ぐと梢にまだ沢山の栗が残っている。
4メートル程の伸縮はしごを持ち出して木に登った。
しかるべき位置に陣取って、枝をゆっさゆっさ揺らせたらいつもの通り、栗の雨が降るだろうと思ったのだけれど・・・
しかし しがみつくほどに成長した栗の枝は微動だにしない、揺らす側の腕力が減衰したこともあるだろう。
細い枝を求めて更に上に登る気力も萎えて早々に木を下りた。
荒れた畑に野菊が咲いていた
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