常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

ネムの花

2008年07月12日 | 季節の便り
ネム

見上げると紅色の綿菓子がちぎれて飛んだようだ。
繊細な花弁は「酢の物」になるかもしれない。
おばの十三回忌で従兄弟の家に集う
梅雨明けを思わせる、最高気温更新
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ホタル

2008年07月11日 | 季節の便り
ヤマアジサイ

会合の後の懇親会はアルコールが主役になる。
できるだけノンアルを心がけているのだけれど、避けられないこともある。
昨夜は適度に飲んでタクシーで帰った。
家の近くで車を降りて、期待して川沿いの道を少し歩いた。
湿気を含んだ風が吹くと、暗い草むらのあちらこちらにホタルの淡い光が点滅して得意な気分に浸った。
流れの岸のひときわ強く光るホタルを手の中にやわらかく包んで連れて帰った。
2センチほどもある源氏ボタルである。
家中の明かりを消して、闇の中に放した、しばらく光跡が弧を描いていたけれど、やがて池の端の草むらにおりて、盛んに光を点滅した。
手に残る蛍の独特な匂いが懐かしい。
遠くで夏祭りの花火が聞こえた。

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雨後の筍

2008年07月10日 | 季節の便り
マダケの竹の子

同じ竹林から、1センチから10センチを越えるものまで様々な太さの竹材が取れて物干竿や垣根、竹玩具、さては流しそうめんの樋に至るまで、工作物の材料として重宝された。
輪切りにしたり、竹ひごに削り、竹べらを削り出しす過程で、刃物道具の使い方を学んだように思う。
マダケの筍は成長する過程で皮を無造作に脱ぎ捨てる。
防水を保ちながら通気性もある竹皮は、先端を切って形を整え最近まで食材を包み携行するのに利用した。
峠の木陰で風呂敷を解いて竹皮包を開くと、中からおにぎりが・・・という景色はどこでも見られた。
新鮮な筍は、さっと湯がくだけでえぐ味が消えて、美味しく食べられる。

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花火大会中止

2008年07月09日 | 季節の便り
墨田の花火

歴史ある夏の風物詩が一つ消えるという。
夏祭りの最期を飾る筑摩(つかま)神社の祭礼に付随していた花火大会が中止される。
祭りは、日が短くなって、朝夕の涼風が夏の終わりを感じさせる8月10日に開催される。
このころ、日中の気温はまだ衰えを見せないけれど、季節は明らかに秋である。
生まれてこの方毎年、澄んだ夜空に打ち上げられる花火を見てゆく夏を惜しんできたが、今年はさびしい祭りになるだろう。
アジサイの変種「墨田の花火」が上がった。

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月見草

2008年07月08日 | 季節の便り
大待宵草

子供の夏休みは、7月末からお盆が終わるまでの3週間と決まっていた。
夏休みが近くなると、田の畔に赤い野カンゾウが咲いて、日が落ちると月見草の花が開いた、このころになるといつも、そわそわとして夏休みを待った。
バラ色に高揚したこの時期と、数日で休みが終わる時の寂寥感とは、その落差が強烈で、今でも夢でうなされることがある。
理科の先生から「この花は大待宵草といって月見草とは違う」と繰り返し教えられて整理がついた。
しかし今は意図的に月見草を使う。
理由は、本家の月見草よりはるかに月見草らしいと思うからである。
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5月リンゴその後

2008年07月07日 | 季節の便り
5月のリンゴはかさかさに乾いて変色し、表面には小さな穴が無数に開いていた。
幼虫は無事巣立っていったと思われる。
これからどうなるのだろう。




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夏が近づく

2008年07月06日 | 季節の便り
クガイソウ

小さな水場があっていつも冷たい清水が流れていた。
その周りにクガイソウが咲いていた光景は夏の定番だった。
しかし クガイソウの名前を知ったのはそんなに古いことではない。
花の名前はどうでも良かった、その花が咲いているだけでいい、そんな時代も懐かしい。
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毛虫 この不思議なもの

2008年07月05日 | 季節の便り
毛虫


生まれつき毛虫は嫌いだ。
今朝偶然見つけてカメラに収めてブログに貼った。
一連の観察の中でその形態の美しさに驚いた。
自分では飼育していないが、水槽の熱帯魚の輝きに匹敵する。
隠れた毛虫マニアは絶対存在していると思う。
それでも好きにはなれない。
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雷は梅雨明けの証し

2008年07月04日 | 季節の便り
水辺の涼


夜半に大がかりな雷雨が襲来し、滝のような水音と雷鳴が聞こて、言い伝えによる梅雨明けかと思った。それはぼんやりとして夢の中にいるようでもあった。

蒸し暑い夜明けである、松本の予報は32℃ 日本で一番熱い場所になりそうだ。
昨夜の豪雨に草花が倒され、あちこちで庭木の伸びきった新芽が露を含んで通路を遮断していた。
池の睡蓮だけが何事もなかったように涼しい顔をしている。
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山羊乳

2008年07月03日 | 季節の便り
庭梅

山羊がいて滋養のある乳を1日2回提供してくれた。
子供たちに欠かせない貴重な栄養源であったのだと思う。
山羊は旺盛な食欲で草を食べ、それを乳に換えてくれた。
餌となる草を集めるのは子供たちに与えられた仕事であった。
籠を背に田畑の畔や里山の中を家畜が好む草木を求めて歩いた。
そんな折、野の果物を見つけると天の恵みとうれしかった。
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