常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

こがき(小柿、まめがき)

2007年12月14日 | 季節の便り

久しく見ることがなかったコガキを近い場所に見つけた。
コガキは石油樹脂が溢れる以前 柿渋採取用にどこの家にも植えてあった。
柿渋がどのように使われていたか詳しい記憶は無いが、渋を塗った和紙は防水効果があり貴重品であったと思われる。
厚ぼったい渋団扇は、つい最近までそこでバタバタ音を立てていたように思い出す。
冬、何回も霜に曝され、枝で干し固まった黒い小さなコガキは美味しかった。
見つけたコガキは、接木された柿の台木から芽生えたもので、昔ながらに実をたわわにつけていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする