常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

焚き木とり

2007年12月09日 | 季節の便り
ヒヨドリジョウゴの紅い実


台所の土間に漆喰で固めたかまどがあって、ごはんは薪を使って焚いた。
枯れた松葉を焚き付けにして、太い薪に火を移すことは簡単なようで大変難しい。
母の煙にむせる咳が聞こえた。
たまには頬を膨らませ火吹竹を吹いて母を手伝ったこともあった。
たきつけや薪はそれぞれの家が山から運んだ、炊事、暖房は山の木がその源泉であった。
師走に入ると、一冬の燃料を備えるために、家族は総出で山から焚き木運んだ。
初冬の林は魅力にあふれ、子供達は手伝いをそっちのけで遊びほうけた。
この季節 薮に絡んだヒヨドリジョウゴが妖しく子供達を誘った。
コメント
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