常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

桐と嫁入り箪笥

2006年05月17日 | 季節の便り
桐は成長が早く15年ほどで箪笥の用材として使えるという。
昔は女の子が生れると桐の苗を1~2本庭の隅に植えた。
嫁入用の箪笥を作るためである。
我が家にも、そんな理由から植えられたと思われる桐の大木があり、花の時期には、高い梢の淡い紫が、谷を越えた対面の集落からも望むことができた。
しかし、よる年波には勝てず、枯れ枝が多くなり雪や、風によりしばしば落下した。
ついに 意を決して、一昨年台風シーズンの前に伐採した。
狭い空間の大木である。
重機を持ち込んで、ワイヤーでつりながらの作業は思ったより時間と費用がかさんでしまった。
直径70センチほどの立派な木であったが、伐採した時期が悪いということで引き取り手もなく、今も畑に隅に転がされている。
畑に隣接する林の中に今年も桐の花が咲いた。
コメント (1)
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