南天
変化のスピードに負けた盤石だった機構が、音を立てて崩れてゆくようだ。
先日 農協支所で会合があり議題は経営合理化に伴う支所再編成についてであった。
農協財務の基盤は、経済事業(販売購買)から信用・共済事業に大きくシフトして久しいが、近年信用共済事業収益が激減し経営を圧迫している。
様々な改革改善を続け今日に至ったのだが、ついに聖域ともいえる支所再編成に手を付けざるを得ない事態になったようだ。
食糧品類はスーパーとの品質・価格競争に敗北し、作業用品、農具、肥料、農薬もホームセンターに後れを取った。
JA担当者はこの現象を専門家不在と嘆いた。
扱い商品の増加に伴い、田舎の雑貨屋形態では、お客が満足しないのだろう。
信用共済事業に括られる貯金融資事業担当も素人集団だという。 そう言われればそうかもしれないと思う。
しかし 統合により人を多く配属できても、所詮素人集団でではないかと危惧する声も聞かれた。
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