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昔の道具

2014年04月11日 | 季節の便り

 4月11日入日

太陽が槍ヶ岳の真上に、けん玉のように乗るのはいつだろう

林業の道具「トチ」

先日伐採した杉を片付けるのは依頼人の仕事になっている。

枝は軽トラに積んで畑の空き地に運んだ、頃合を見て焼却する予定だ。

太い幹は枯れるまで預かることになっているので庭の空き地まで運ばなくてはならない。

そこで物置の隅から探し出した「トチ」の出番となる。

トチの用法

切り口に釘を打つ要領でハンマーを使ってしっかり打ち込み、綱を付けて引っ張ると、抱えたり転がすより楽に運ぶことができる。

打ち込んだトチを抜くのにもハンマーを使う、トチの上面を横に叩くとあっけなく抜ける。

子供の頃雪が積もると山から薪材を引き出したものだ。

雪で滑るから太い重い材でも楽に運べた。

 

 

すっかり春の陽気になって、杏や梅が一斉に咲きだした、桜は2、3日で開花するようだから、どこでも花見ができる。

花は杏が綺麗だ、萼の臙脂が花弁の極薄紅を一層引き立てる。

 

木の下に梅の香りが満ちて、足元にヨモギ(餅草)の若芽が柔らかく伸び

かみさんが忙しくなる季節 青空の下で 白梅の白さが際立つ

キバナノアマナ 土手がいつの間にか緑に覆われている。

 

 

 

 

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2 コメント

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杏の花 (ohisama)
2014-04-11 21:57:09
昔、実家には実のなる木が多くありました。
古木と言ってもよいほどの、ナポレオンというサクランボ(オウトウと言った)と杏の木が、枝張りがじゃまにならない程度隣り合って、春になると一斉に花が咲き
花吹雪の頃は子供心に幸せな気分でした。
今では代が変わって新築したり増築して
花木はほとんど伐採されて、実家に帰ったという気分になれません。
杏の花をこんなに近々と見たことはなかったので
よかったです。
杏の実も筋のところに白い虫の子(?)があると
よく洗って食べなさいと言われたことを思い出しました。
hi-kanaiさんは子供の頃よく家のお手伝いをされていたのですね、お手伝いと言うより子供の仕事だったのかもしれませんね。
朝方雪が1㌢ぐらいつもり、空気の冷たい一日でした。
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杏の花 (hi-kanai )
2014-04-12 21:58:32
信州には杏花の名所が二箇所あります。
長野市安茂里と千曲市森地区です。
例年桜に先駆けして咲くのですが、今年は同時開花らしいです。
白い虫の子の話は初めて聞きました。
桃の産毛が内蔵に刺さると大変なことになるから、良く洗うようにと言われ続けました。
皮をむいて食べることはあまりなっかたように思います。
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