常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

暮れなずむ空

2013年03月12日 | 常念100景

暮れなずむ空に

晴れわたった空にアルプスが影絵の背景のように現れて、町の灯が徐々に明るさをましてくる。

いつもと変わらない早春の暮色である。

正面の端正な△は常念、その左裾の終点あたりの小さな▲が槍ヶ岳

先日 会合の折り「槍ヶ岳山荘に予定より早く着いてしまい、やることがないので、その日のうちに3回登頂した」という話を聞いた。

人混みさえなければ4回でも5回でも登りたいと思う、多分その都度違った景色が堪能できたのだろう。

 

来し方の記(その2)

1961年頃、国民皆保険制度が整い、医療機器需要が急伸し好景気が続く中、先輩の何人かは独立開業して会社を去りました。

好況が災いし社員募集をかけても零細企業に人は集まらず、急遽技術職から営業職に移動して、信州大学を担当しました。

これが私の第1の転機です。

しかしながら 会社は堆積した様々な負要因から抜け出せず、業績の低迷が続きました。

社長は経営再建に腐心し、昵懇であったナベリン(株)に要請し、当社は経営の神様と言われた中村秀夫ナベリン常務取締役から経営指導を受けることになりました。

研修は毎月一回経営会議の中で開催され、「Plan  Do Check  Actionサイクル」「KJ分析」「ランチェスタ戦略」「経営分析」等を実戦に応用できるまで学びました。

徹頭徹尾一貫したのは「やると云ったら必ずやる」という中村常務の鉄の様な意志でした。

厳しい指導は7年間にもおよび、中島社長は地位を捨てひたすら指導に従い、中村常務は頑なに無報酬を貫き、ついに無借金経営を実現させました。

それは夢のような出来事で、第2の転機です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする