お湯が使えない朝
近頃経験しない寒波に襲われた。
お湯の配管がどこかで凍りついたらしい。
久しぶりに手の切れる様な痛い水道水で洗顔した。
手指の感覚が失われる、水の冷たさを実感する。
昔 外に出て、小川の流水で洗顔し口をすすいだ。
そして上水道の配管が家の中まで伸びてきた。
台所にガス瞬間湯沸かしがついて、いつでも暖かい湯が使えるようになった。
下水道が整備され、ボイラー温水機を置いて、レバー一つで適温のお湯がいつでも出る時代である。
当たり前に思っていたことが一気に覆って、昭和に引き戻された。