常念が見える部屋から

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柿の熟すころ

2009年10月17日 | 季節の便り
カコウ柿



柿は人間にとって多種目の活動源を含有しているから「柿が赤くなると、医者が青くなる」という言い伝えがあった。
今年は柿が不作である。
全く手入れしない、ほったら柿で、すべてお天道様にお任せだから仕方がない。
昨年の豊作の後遺症かもしれない。
それでも葉がくれに大きな柿が色つき始めた。
柿には甘柿と渋柿があって別木である。しかし数は少ないけれど甘柿の木に渋柿がなることもあり、その逆もある。
さらにいえば頭のほうは甘いのに、蔕(へた)に近づくにしたがって渋みが増してくるものもある。
形、色艶から、甘くおいしい柿を見分ける絶対の自信はあるのだが、それを言葉で伝えるのは難しい。
口が曲がるほどの渋柿を何度も食べてようやく会得した奥義なのだ。
コメント
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