常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

禁煙に至る事由

2008年09月09日 | 季節の便り
トウワタが鮮やかだ。
どんな症状が出るのか知らないが有毒だという。


締め切った会議室を、一歩出た時の空気の清浄感はいまでも忘れない。
会議室も汽車も電車も自動車も、いつも煙草の煙が充満していた。
煙の排出者の一人として、私はいつもそれらの人の中にいた。
それにも関らず、30数年前に、ある事を境に煙草と綺麗に縁が切れた。
それは言葉では表せない強烈なバス酔いを経験した時からである。
 その 喉から内臓を掴みだされるような苦しみをさらに加速させ、奈落の底に突き落としたのは、煙草の煙とその臭いであった。
北欧の荒涼とした岩だらけの土地に、今すぐにでも放り出してほしいと、前後の見境もなく切実に願った。
煙草はあの時の悪魔を思い出す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする