或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

謎解きはディナーのあとで

2012-01-30 05:41:26 | 370 テレビ
ほぼ1年振りのTVネタ。カミさんや娘と同じ番組を楽しむことがほとんどなくなってきている今日この頃だけど、人気グループ「嵐」の櫻井翔が執事の影山役で出演していたので、久しぶりに親子で興味を持った。自分の気を引いたのは、読みたいとかねがね思っている東川篤哉原作の小説がモデルだったことと、何といっても自分のツボであるガチのコメディだったから。

予想は大当たり。いいですね、この世の中の常識を無視したベタな造りが。個人的には北川景子が演じる麗子お嬢様がよく使う”・・・・・・っうーの”というセリフが気に入っていて。カワイイ顔してキレイな服を身に着けているお嬢さまからこの下賤な言葉が出てくる、そのギャップが面白くて。それを含めた櫻井翔が演じる執事との”ゆるーい"やりとりがいつも楽しかった。

そうそう、セリフといえば椎名桔平が演じる刑事の”ハイ、ハイ、ハイ、ハイ”もツボ。まるで状況を理解していないのに、完全に読み切ったかの如き自信満々な顔。しかも、周囲からダメ出しされても全く意に介さずその姿勢を貫き通す、そのアホさ加減が実に素晴らしい。空気が読めないのもこの域に達すればたいしたもの。こんな人間は人生が楽しくて仕方ないだろうなと。

その意味では各話のストーリーとかは基本的にどうでもよくて、ひたすらこの3人のワンパターンなやりとりを大いに楽しんだのだけど、最終回にサプライズが。エンディングで影山のイヴの約束であった馴染みのケーキ屋の店頭販売に麗子も付き合うことに。その時にバックに流れたのがフランク・シナトラが唄う"Let it snow"[YouTube]。おいおい、なんて渋い選曲なんだよと自然と笑みがこぼれてきて。

調べると音楽担当は菅野祐悟。まだ30代半ばだけど、売れっ子の作曲家みたい。映画やドラマで引っ張りだこらしいから。様々なジャンルをうまくこなすテクニックは相当なもの。懐の広い若くて有能な音楽家が続々と出てきていると感心したかな。

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