或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ルーヴル美術館

2009-07-06 06:30:11 | 830 パリ紀行
”著名人の足跡を辿るシリーズ”と並行して、今日からはパリの”美術館紹介シリーズ”。今回訪問したのは8ヶ所。過密な日程を組むにあたって注意したのが休館日。ほとんどの美術館が月曜日か火曜日。片方に偏らないように調整されている。助かったのが、今日紹介するルーブル美術館の夜間延長。通常は午後6時までだけど、水曜日と金曜日は午後9時30分まで。

これを利用しない手はないなと。到着のすぐ翌日でちょっときついかなと思いながら金曜日の午後6時過ぎに入館。地下の入口から入ったせいもあるけど、さして混んでおらずスイスイと。そうそう、この入口を利用した理由は、映画「ダ・ヴィンチ・コード」のラストで出てくる逆さピラミッドがあるから。そのせいなのか記念写真を撮っている人がやたら多かった。

前回の記憶がほとんど消えているので、結局モナリザやミロのヴィーナス、サモトラケのニケ等、有名どころを中心に見学することに。途中で改めてさすがだなと感じたのは建物そのもの。その造りは12世紀からの長い歴史を沸々と感じさせた。「うーん、さすがルーヴル」と感心しながらかけ足で観て回り、ドゥノン翼のモナリザが展示された部屋に入ったまでは良かったけど。

驚いたのは絵の前に柵が設けられていたこと。前回はガラスの特別容器に入れられてはいたけど、すぐ傍まで近寄ることができた。今回はゆうに5m以上は離れている。それでなくても小さな絵なのに。これじゃ日本の美術館で海外の有名作品を観るのと同じ。おいおい、そりゃないよと思いながらも、柵を囲む客の多さに仕方ないかなとの感はあったけど。さすがモナリザ。

その腹いせではないけど他の絵にはあからさまに近寄ったかな。上の写真はリシュリュー翼にあるフェルメールの「天文学者」(1668年)。50cm四角の小さな絵だから、かぶりつきじゃないとね。もう一枚の「レースを編む女」が見あたらないので説明員に聞いたら、なんと今は日本にあるとのこと。後で調べると国立西洋美術館で開催されていた「ルーヴル美術館展」の目玉作品になっていた。うーん、やや残念。とは言え近くに展示してあったレンブラントを数十枚も堪能したから大満足だったけど。

ピラミッドナポレオン広場
凱旋門逆さピラミッド

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