或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

宵待ちの宿 萩一輪

2016-02-20 16:45:29 | 600 グルメ
先週の土日は、別の友人と山陰へ。その前の週は鳥取でカニ三昧だったけど、先週はフグ三昧。今シーズンは牡蠣もしこたま食べているので、冬の味覚のグランドスラムってところ。フグと言えば下関が有名で、今回も下関近くの宿を予約しようとしたけど、ちょっと遅かったのと、土日だったので、目ぼしい宿が全て満室。ようやく見つけたのが同じ山口県にある萩市。

あいにく土曜日は雨で、山陽自動車道に入る頃は激しく降っていた。どうなることやらと心配していたけど、高速を降りて北上し、山口市に入る頃にはラッキーにも止んでくれて。せっかくだからと、江戸時代に地元大名の大内氏の別邸だった常栄寺にある雪舟庭、有名な瑠璃光寺の五重塔、最後にザビエル記念聖堂と、駆け足だったけど、山口観光を楽しんだ。

それから30分程度北上し目的地である萩市へ入り、その日の宿の「萩一輪」へ。ここも2年前の同じシーズンに泊まったことがあって。前回は平均的な部屋だったけど、今回たまたま空いていたのが最上級の”はぎ”の間。部屋は10畳だけど、貸切露天風呂がある広縁、シャワールーム、洗面台等、全てが広々とした造り。なんかとてもリッチな気分になれたなあ。

連れがアロマエステをしている間に自分は岩盤浴。すっかり温まった後は、お楽しみの”とらふぐ懐石”。刺身、唐揚げ、ちり鍋といったふぐ料理の定番メニューに、地元牛肉のステーキ等、地酒の飲み比べなんかもあって大満足。サプライズは、連れが2日早いバースデーケーキを最後に準備してくれていたこと。酔っ払っていてよく憶えていないのが冴えないけど。

翌朝は萩観光へ。まずは吉田松陰ゆかりの松陰神社へ。小さくて素朴な造りの松下村塾から明治維新の中心人物が多数輩出されたと思うと、なんか歴史のロマンを感じたなあ。その後は連れの強い要望で秋芳洞と秋吉台へ。小学校の頃の遠足以来じゃないかというぐらい久しぶり。土産物通りがやけに寂れていて驚いたけど。ということで盛り沢山の1泊2日だった。