或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

LIBERO

2013-11-17 07:39:23 | 600 グルメ
先週の金曜日の夜は、友人と二人で食事へ。場所は広島市街の中心で、少し裏通りにあるこじんまりとした高級イタリアンレストラン「リベロ」。もちろん相手は女性。男と二人でこんな店に行く訳もなく、最近知り合ったばかりだし、それなりの店で”おもてなし"しようとネットでいろいろと探していて見つけたもの。いつものことだけど、初めて行く店というのは緊張するなと。

それで三越で待ち合わせて歩くこと5分ぐらい。外観は色もくすみ、やや古びた感じで、通りを歩いていてもなかなか気がつかないぐらいの地味な印象。だけど中に入ると、想像した以上に狭い中にも、清潔で落ち着いた雰囲気だった。カウンターが10席と、テーブル席が3、4つぐらいだったかな。名前を告げると、店の一番奥にあるやや広めの半個室のテーブル席へ案内されて。

とてもいい感じで、間違いなく店の中でベストな席だなと直感。彼女も喜んでくれて、つかみはOKといったところ。予約した時に”シェフのおまかせコース”を頼んでおいたので、あれこれ迷う必要もなく、後はワインを選ぶだけ。自分はワインは詳しくないので相談すると、席に案内してくれたシェフの奥様らしい方がソムリエで、彼女がフルボディの中から選んでくれた。

それから前菜、リゾット、パスタ、メインの肉料理、デザート等々、コース料理が運ばれてきたのだけど、どれもが美味しくて。最近分かってきたのは、小さな店というのは、調理時間とか、出すまでの時間とかが、各々の客に対して個別に設定されているので、口に入れた時の食感というか、そういうものが大きな店とは違うこと。そしてそれが結構味の差となっていること。

食べ終わって気づいたのだけど、予約した時に各コースメニューの量の質問をしていて、少なめが希望ということに気づいてもらったのか、どの料理も量が適度に抑えられていた。ワインで酔いがしっかり回っていたせいもあったと思うけど、彼女も自分も大満足。店を出ると、シェフと奥様の二人が我々を見送ってくださって。とても良い気分で帰路についたかな。