はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

TZRの慣らし運転~旧中山道の旅2

2017年02月11日 00時07分27秒 | ツーリング(バイク)

 そのまま細い道(おそらく旧中山道)をそのまま進むと、水路のある街に出ました。

あぁ・・・、いいですねぇ

家の脇に水路。

こういうとこに住みたいと、ずーっと思ってたのですが・・・

この小野宿は、小野小町の生誕地らしい。

通りがかりの何某という人物が、通りすがりにこの町で美しい少女を見つけ、養女にして東北に連れて行った、それが小町さんだということです。

へぇ~、です

当時の時代背景がよくわからないのですが、通りすがりの人の養女にするなんて、、、

本人も、いきなり家元を離れて知らない人に連れていかれてしまう、それもさらわれたとかじゃなく、親公認ということなので、恨むこともできないんじゃ、さぞ辛かろう・・・

親御さんの方は、自分の手元に置いておくより、身分の高い人の養女にした方が幸せだと思ったのかなぁ。。。 

ちょっと胸が締め付けられるような話でした。

 

さて、その後は三重県方面に向かい、三関のうちの一つ、鈴鹿関を通って、不破関と合わせ、2関を制覇して帰ろうと思っていたのですが。。。

(三関は、古代(8世紀)に設置された、不破関、鈴鹿関、愛発関のこと。不破関資料館で学んだ・・)

ここで左折する、という交差点で、なんだか急に人恋しくなり・・・

山の方へ行くよりも、このまま町中でひとの多い旧中山道を真っ直ぐ進む方を選択してしまいました

冬に一人で山の中を走ると、特に夕暮れ時や夜はホントに寂しい。

というのもあり、慣らし運転中のワインディングは面白くないというよりは、逆にストレスを感じるかもしれない、というのもあり。。。

 

街と街の間の繋ぎの道路には、街道らしい並木があって、往時の姿が偲ばれます。

 

そろそろ帰ろうかなぁ、なんて考えていたら、伊藤忠兵衛さんの家がありました。

「誰だそれ?」

と思いながら入って行ったら、

「あ、、、あぁ~、あの・・・

伊藤忠商事や丸紅の創始者ですね。。。

立派な家ですが、豪商の家みたいな贅の限りをつくしたようなのではなく、押さえるべきところを押さえた、(表現はイマイチですが)効率的な感じの家ですね

珍しい洋風の風呂。

二代目忠兵衛は革新的な人で、歩いて外回りしてた営業マンに当時珍しかった自転車配って乗るよう指導して飛躍的に効率を上げたり、イギリスに留学して現地で直接モノを仕入れたりして、今の業態の基礎を作った人だそうです。

その二代目のために初代忠兵衛の奥さん、八重が用意したお風呂です。

初代忠兵衛の奥さんの八重は、大阪に店を出してからもこの家で材料の仕入れを取り仕切ったり、多くの店員の食材や着物の世話から新入社員の教育までやってたそうです。

八重さん、すごい・・・

 

蔵と庭です。

忠兵衛さんの家は無料で見られます。

 

忠兵衛さんの家を出て、前回の失敗に懲りて早く帰途についたせいか、関ヶ原でまだ17時。

なんだか明るいうちに帰るのって、とてももったいない気がするのです。

帰り道は観光(寄り道?)しないから、別に真っ暗でもいいんよなぁ~

 

と、思っていたら、なんだか面白そうなカフェを見つけたので入ってみました。

たまにライブをやるそうです。

店の中は、音楽好きの人があつまるカフェらしく、ギターの音が・・・

店に入っても、相手にされないというか、どこに座ったらいいんだ? 状態だったので

「ここって何時までですか?」

と聞いてみたら、

「あれ? ライブの方じゃないんですか?」

実はこの日がライブの日で、出演者かと思われていたらしい。。。

6時から9時くらいまで、月2回くらいの実施で、「聞いて行ったら?」と声をかけていただきましたが、陽が暮れて寒くなるので帰ってきました。

70年代のフォークソング好きの集まりらしく、今年の5月で100回目だとか。。。

ライブに来た方が「ここはなんか落ち着くんだ」とおっしゃってましたが、なんだか解るような気がします

またまた内容の濃い一日でした~

また次回の慣らし運転も、関ヶ原を越えて行きそうな気が今からしてます。。。



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