はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

白山登山 2

2009年08月15日 01時48分49秒 | 旅行
白山、室堂の山小屋で、消灯を前にして寝込んでしまったボクに襲いかかる悲劇!!

消灯前にぐっすり眠り込んでしまい、消灯のアナウンスで目を覚ます最悪の結果。
一旦起きたらもう寝られません・・・・

しかしそれ以上の悲劇が!?

歯も磨いてないし、トイレにも行きたい・・・・
トイレは外。寒い外に行けば完全に目が覚めてしまう。
我慢してこのまま寝る努力をするか、諦めてトイレに行くか・・・・

寝る前にトイレに行ったはずなのに、この寒さのせいか、それとも食後に飲んだお茶のせいか、膀胱には相当量の液体が溜まっている気がします。

うむむ、後々のために行っとくかぁ、と、真っ暗な中むっくり起きだして上着を着て靴を履き、ガラリと戸を開けて外に・・・・・

真っ暗・・・・・
雨が降っている上に濃い霧がかかって、1m先も見えません!!

うむむ、でも行くしかないし。
トイレの大体の方角は分かるので、遠くのぼんやりとした明かりを頼りにまっすぐ歩いていくことにします。

5mほど行ったところで、草むらか植え込みに突入しました。
曲がると方角が分からなくなるので突破!!

山小屋の本館の壁にたどり着きました。
この壁沿いに行けば、トイレの近くまで行けます。

ふう・・・。助かった。
もうこの時点で足元はベタベタです。

ふと後ろを振り返ると・・・!?

自分の宿泊棟が!!  どこに・・・・


大変です、あるべき方向にあるべきモノがない。
あるのは深い闇と、流れゆく白い霧だけ
雨が降ってるし、この寒さ、帰れなくなったら大変です。
まだ大丈夫、この方角のこの先にあるはず・・・

・・・・もうこれ以上先に進むのは危険です。
選択の余地はもうありません。
あとはご想像にお任せします。

帰りは、草に足を取られようが、よろけようが、ある一点を見続けてひたすら突き進む。

なんとかたどり着いたときには、びしょ濡れでした。
山で懐中電灯は必需品でした。

さて、それからなんとか眠りにつき、爽やかな朝を迎えられるかと思いきや!!

夜中の11頃外があわただしい。
電気も点灯して、尋常でない状況です。
廊下に出て聞いてみると、70歳の方がトイレに行って帰って来ない!!

結局無事見つかったようですが、、、、分かります。
ボクも一歩間違えば同じ目に会っていた訳ですから

実際にこうして事件になりかけたりすると、山には危険がいっぱいだということを実感しました。


翌日、ご来光を拝んで奥の宮に参拝しようと思っていたのに、霧と雨で断念。そのまま下山しました

はぁ、無事帰ってこれてよかったです。
でも今日は太ももとフクラハギは特大筋肉痛。
歩くのもままならず、階段の上り下りは困難を極めます。

来年、奥の宮リベンジですかねぇ~