屯田物語

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君の名前を彫り給え

2008年05月24日 | 札幌の風景


  君の名前を彫り給え
  やがて天までとどくほど
  大きく育つ木の幹に
  大理石と較べたら
  立木の方が得なんだ
  彫りつけられた君の名も
  一緒に大きくなって行く
     ジャン・コクトー


植物園の主のような風貌の大樹があって、
太い幹とぐっと拡げた枝ぶりにいつも驚かされる。

”君の名前を彫り給え・・”
コクトーの詩をアルバムに寄せ書きしたことを思いだす。
そのときは夢があったからね。

横木から一輪のチューリップがひょっこりと生えている、
えっ、そんなことあるわけないって?
そういう君も夢がなくなったのだよ。