屯田物語

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俳句は自然 川柳は人・・

2006年01月10日 | 旭川の風景
海に出て木枯らし帰るところなし    山口誓子

「俳句に季語」
この制約がわずらわしくて最近は川柳の本ばかり読んでいる。
わずらわしいのは未熟さの言い訳であることはいうまでもない。
先日、山口誓子の俳句”海に出て木枯らし帰るところなし”にあったとき、
そのシンプルな調子と潔い断定に魅かれた。
俳句は自然を詠み、川柳は人を詠むというが、
その境界はわたしにはわからない。

河豚汁や人はロマンに生きるべし   三条東洋樹

こういう川柳を詠めたら嬉しいが、
自分の型から這い出すのは容易ではない。

黄ばむほどこころもからだも色褪せて

旭橋周辺の風景
寒いけど歩き回るほどに心地よい。