年かさね記憶はいつかセピア色
昭和三十六年の夏
山崎煙火店の花火工場でアルバイトをしていたとき、
ナイヤガラという仕掛け花火をつくったことがある。
何本もの火薬入りの細長い筒を導火線につなぎ縄に結びつける。
それを高所につって両端から導火線に火をつけると
火の粉が「ナイヤガラの滝」のように降り注ぐという仕掛けである。
網走の花火大会があって、
わたしはナイヤガラの片方から火をつけることになっていたが、
風が強くてなかなか火がつかない。
もうすでに向こうの端から火の粉が流れているのに・・・
軍手の指先は熱くなってきたが、火種をはなすことはできない。
なんとか着火したときは冷や汗がどっと流れてきた。
旭川の花火大会ではナイヤガラはどこに仕掛けたのかな。
それだけは不思議に憶えていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ae/a2c06e9070c9e362211805514d2ce53d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a9/30f92776ac2c3abff1b613aece6ede72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ba/e1e55bbb3de3057c234fd4582e1e3831.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/f7/f9c3474c3f44c0b6db00dac2b6e8df4b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/80/4fe966b31c81f6b1bc9975e60e1cc3e7.jpg)
昭和三十六年の夏
山崎煙火店の花火工場でアルバイトをしていたとき、
ナイヤガラという仕掛け花火をつくったことがある。
何本もの火薬入りの細長い筒を導火線につなぎ縄に結びつける。
それを高所につって両端から導火線に火をつけると
火の粉が「ナイヤガラの滝」のように降り注ぐという仕掛けである。
網走の花火大会があって、
わたしはナイヤガラの片方から火をつけることになっていたが、
風が強くてなかなか火がつかない。
もうすでに向こうの端から火の粉が流れているのに・・・
軍手の指先は熱くなってきたが、火種をはなすことはできない。
なんとか着火したときは冷や汗がどっと流れてきた。
旭川の花火大会ではナイヤガラはどこに仕掛けたのかな。
それだけは不思議に憶えていない。
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