北海道新聞08年5月24日夕刊の第二社会面から。
この記事が出ている新聞は、かばんの中からしわくちゃの状態で見つかった(こんなものを持ち歩いているから重たくなるのだ)。
土曜の夕刊だから薄いが、けっこういろんな記事が載っている。
・「中村善策の全貌」展が市立小樽美術館で始まった。
・2004年に強奪され、2年後に発見されたムンクの「叫び」が、出光系企業の援助を受けて修復が終了、展示を再開した。
・写真家コーネル・キャパ氏が死去した。90歳。
【函館】野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のモデルとされる女の子、岩崎きみ(1902-11年)のブロンズ像を函館に建立する計画が、有志によって進められている。函館はきみが母親と別れ、米国人宣教師に預けられた縁の深い土地。函館開港150周年に合わせ、来年6月に函館港に設置する予定だ。
きみは静岡県出身の母かよに連れられ、函館に移り住んだが、3歳のころ、かよが開拓のため後志管内留寿都村に入植することになり、米国人宣教師夫妻に預けられた。
後に、かよから聞いた話を基に雨情が作詞したとされる。歌詞に「異人さんにつれられて行っちゃった」とあるが、実際は、病弱なきみは夫妻と米国に渡れず、東京で結核のため9歳で亡くなった。
函館が舞台となった母子の悲話を伝えようと、地元の郷土史家や会社経営者ら21人が13日に「はこだて赤い靴の会」設立準備会を発足させた。
函館出身の彫刻家で、函館に土方歳三像などの作品がある小寺真知子さん(ローマ在住)に制作を依頼。台座を含め高さ約165センチの立像で、約1500万円の事業費は企業協賛金や寄付金を集めたり、同じデザインの小像10体を販売して捻出(ねんしゅつ)する考えだ。
準備会の宮崎衛委員長は「像を建てるだけではなく、きみちゃんの境遇を思い、児童福祉につながる活動をしていきたい」と話している。
きみの像は道内にこのほか留寿都村、小樽にあり、札幌でも建立が計画されている。
この記事が出ている新聞は、かばんの中からしわくちゃの状態で見つかった(こんなものを持ち歩いているから重たくなるのだ)。
土曜の夕刊だから薄いが、けっこういろんな記事が載っている。
・「中村善策の全貌」展が市立小樽美術館で始まった。
・2004年に強奪され、2年後に発見されたムンクの「叫び」が、出光系企業の援助を受けて修復が終了、展示を再開した。
・写真家コーネル・キャパ氏が死去した。90歳。