北海道美術ネット別館

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07年2月4日のギャラリーまわり(つづき)

2007年02月06日 05時27分19秒 | つれづれ日録
承前)

 スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階)で、第19回創立35周年記念虚心会展。

 毎日書道展・同書道展会員の山田太虚さん(札幌)の社中展で、97人が出品している。
 漢字が中心だが、かなや近代詩文もあり、バラエティにとんだ壁面となった。
 漢字も、臨書と創作が半分ずつぐらいで、見ていて飽きない。
 書歴の浅い人が臨書、ベテランが創作…というわけでもなく、キャリアの長い人もけっこう臨書にとりくんでおり、中国の古典にまなぶことを重視する山田さんの姿勢がつたわってくる。
 筆者のしろうと目にも、佐々木香流さん「多胡碑」、村上翠泉さん「伊都内親王願文」など、みごとなものだと映った。
 創作の少字数書では、塩谷粧香さんが「翠華」を淡墨でまとめていたのが良かった。山田起雲さん「熱戯」は、かなり大胆な筆使い。
 近代詩文では、山田紫雲さんがワーズワースの詩を書いた「再び雛菊に」が気に入った。

 ギャラリー大通美術館の楢原武正展は、じつはウイークデイに見たので、きょうはパスして、札幌時計台ギャラリーへ。
 福岡幸一版画展と、第4回北海道高等学校文化連盟石狩支部美術部顧問展。
 前者は2階の3室を使い、圧巻。
 後者は、30号ぐらいまでの作品ばかりだったが、実力者ぞろいでなかなかたのしめた。

 ここから、石の蔵ぎゃらりぃ はやし(北区北8西1)まで一気に歩き、FAF工房展
 後志管内倶知安町の陶芸家、林雅治さん(絵付けは奥さんの幸子さん)の個展である。オブジェもうつわもありで、おもしろい。6日まで。

 紀伊國屋書店で、竹田津実写真展と、樋口雅山房さんの書とひな人形のコラボレーション展を見る。
 心を鬼にして、本は買わない。

 最後に、富士フォトサロンに立ち寄ったあと、札幌グランドホテルでの「伏木田光夫さん北海道文化賞受賞を祝う会」に出席する。

 11カ所。ちょっと少ないなあ。


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