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北海道美術ネット別館

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デュボア康子さん(画家、札幌)死去

2015年03月16日 01時23分45秒 | 情報・おしらせ
 札幌の画家で全道展会員のデュボア康子さんの訃報が、3月15日の北海道新聞朝刊「おくやみ」面に載っていました。66歳でした。

 デュボア康子さんは小樽出身。
 フランス人と国際結婚でこの姓になったと聞いています。

 全道展では、1989年から91年まで3年連続で奨励賞を受賞。
 92年に会友に推挙され、2000年に会員になりました。
 また、全国規模の女流美術協会でも会員。
 さらに、独立展でも近年、新人賞や佳作賞を受賞するなど活躍していました。

 札幌時計台ギャラリーでは隔年で個展を開いていました。さらに、NHK文化センターで後進の指導に取り組んでいました。

 モティーフは、2、3人の女性であることが多かったです。写実や表情よりも、色彩の構成などを重んじ、人物の周囲や背景には曲線や不定形の形を配していました。
 現実にある色彩よりも、全体のバランスや構図を重視した画風は、全道展に典型的なモダニスムだったと思います。

 昨秋の独立展には出品していましたし、昨年12月に開かれた全道展の会合にも元気な姿を見せていたそうです。

 ご冥福をお祈りいたします。


Six in October (2013)
デュボア康子展 (2007)
デュボア康子展 (2005、画像無し)
デュボア康子展 (2003、画像なし)
デュボア康子個展 (2001)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
先生が (もみじ)
2015-04-27 04:02:53
先生がなくなられたなんて、信じられません。
あんなに大きな作品を描かれていたのに、
また、教えていただこうと思っていましたのに、

先生は、素晴らしい画家でいらっしゃると同時に、
さっぱりと飾らない、気さくな小樽の気質を持った方でした。

先生との出会いに感謝いたします。

康子先生、ご冥福をお祈りいたします。
返信する
もみじさん、コメントありがとうございます (ねむいヤナイ@北海道美術ネット別館)
2015-04-27 18:37:09
そうですね、デュボア康子さんは、低音で、さばさばと語る、さっぱりとした方でした。
一方で、絵については妥協はせず、私と時計台ギャラリーで話している最中でも、「うーん、この色はこっちに置いた方がよかったかな」などと考え込みはじめる方でした。

あらためて、ご冥福をお祈りします。
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