
長く札幌とサンフランシスコを往復しながら絵画制作を行ってきた画家の大井敏恭さんが、空知管内由仁町にアトリエを建設中で、完成間近のその場所で、「Art in Progress」なるグループ展を開催中というはがきをいただいた。
「絵画の場合」で一緒に出品していた林亨さん、末次弘明さんも絵画を出品し、塚崎美歩さんがキュレーションを行っているという。
どんなところなのか。
11月24日、行ってみることにした。
札幌から由仁へは、JRで行く方法と、夕鉄バスの「札急線」で行く方法がある。
JRだと、
(1) 函館線で岩見沢まで行き、室蘭線に乗りかえ。
(2) 千歳線・石勝線の「特急スーパーとかち」で追分まで行き、室蘭線に乗りかえ。
(3) 千歳線で苫小牧まで行き、室蘭線に乗りかえ。
という3種類の行程があるが、いずれにしても、室蘭線の「岩見沢―栗山―由仁―追分―苫小牧」間が、完全なローカル線で、本数が少ないので、時間帯によってどの方策が早いかは異なる。
各自、最新の時刻表を入手するか、JR北海道のサイトで、研究してください(ご存知のように、JR北海道は事故続発を受けてダイヤを改正しているので、古い時刻表は使わないほうが無難)。
このほか、中央バスに、「岩見沢―栗山―由仁―三川」の路線があるようだ。岩見沢―由仁間1時間。
筆者は午後2時半札幌発、旭川行きの特急「スーパーカムイ」に乗り、岩見沢で降りた。
特急料金が600円かかるので、ぜいたくといえばぜいたくだが、江別以北は普通列車の本数が少ないので、そのあたりは、さいふと余裕時間との比較が必要になる。
岩見沢で、苫小牧行き3時9分の普通列車に乗りかえ。

苫小牧(正確には沼ノ端)―長万部間のJR室蘭線には何回乗ったか分からないが、岩見沢―苫小牧の室蘭線にはこれまで乗る機会がなかった。
(筆者は鉄道が好きだが、道内では、木古内―江差間の江差線、網走―標茶間の釧網線、音威子府―稚内間の宗谷線、東釧路―根室間の根室線、夕張―新夕張の石勝線、富良野線全線はいまだ乗ったことがない)
空知地方の炭鉱華やかなりし時代、この岩見沢―苫小牧は石炭を室蘭港へ運ぶ貨車でにぎわった。
だから、電化されてないのに、複線になっている(ただし、現在では一部区間は単線しか運用されていない)。

岩見沢の次の志文からは「志文線」という支線が出て、石炭を運んでいた。志文線沿線にはスキー場があって、冬には「上志文スキー号」という臨時列車が走ったものだ。
いまは、沿線はのんびりした田畑や雑木林で、もちろん貨物列車は走っていない。
上の画像は、由仁駅の跨線橋から見た図。

由仁駅までの運賃は1230円。
駅前は、商店もまばらでさびしい様子。
駅を出て、駅前通を左に曲がって数分行くと、車の往来の激しい道道に突き当たる。

突き当たりを右に折れ、少し行くと、右カーブの手前で、左に入る道路がある。(上の画像の、左側の道。右側の道道を道なりに進むと、長沼、札幌へ)

左に入ってすぐの風景は、こんな感じ。
この道をひたすら8分ほどあるいて行くと、右手に「由仁実験芸術農場」がある。

ここが入り口。
駅からここまで、看板が全くない。
筆者はわからずにとおり過ぎてしまって、引き返した。
ここまで約1.5キロ。15~19分ぐらいなので、歩けない距離ではない。

帰りは、由仁駅前まで大井さんに車で送ってもらい、夕鉄バスで大谷地へ。
由仁駅前―大谷地は、所要45分で、870円。
こちらも、土日は1日5往復しかないが、ダイヤさえ合えば、JRよりも早くて安い。
バスは新さっぽろが始発・終点である(数年前までは札幌の都心が始発・終点だった)。
肝心の作品については、後日あらためて…。
「絵画の場合」で一緒に出品していた林亨さん、末次弘明さんも絵画を出品し、塚崎美歩さんがキュレーションを行っているという。
どんなところなのか。
11月24日、行ってみることにした。
札幌から由仁へは、JRで行く方法と、夕鉄バスの「札急線」で行く方法がある。
JRだと、
(1) 函館線で岩見沢まで行き、室蘭線に乗りかえ。
(2) 千歳線・石勝線の「特急スーパーとかち」で追分まで行き、室蘭線に乗りかえ。
(3) 千歳線で苫小牧まで行き、室蘭線に乗りかえ。
という3種類の行程があるが、いずれにしても、室蘭線の「岩見沢―栗山―由仁―追分―苫小牧」間が、完全なローカル線で、本数が少ないので、時間帯によってどの方策が早いかは異なる。
各自、最新の時刻表を入手するか、JR北海道のサイトで、研究してください(ご存知のように、JR北海道は事故続発を受けてダイヤを改正しているので、古い時刻表は使わないほうが無難)。
このほか、中央バスに、「岩見沢―栗山―由仁―三川」の路線があるようだ。岩見沢―由仁間1時間。
筆者は午後2時半札幌発、旭川行きの特急「スーパーカムイ」に乗り、岩見沢で降りた。
特急料金が600円かかるので、ぜいたくといえばぜいたくだが、江別以北は普通列車の本数が少ないので、そのあたりは、さいふと余裕時間との比較が必要になる。
岩見沢で、苫小牧行き3時9分の普通列車に乗りかえ。

苫小牧(正確には沼ノ端)―長万部間のJR室蘭線には何回乗ったか分からないが、岩見沢―苫小牧の室蘭線にはこれまで乗る機会がなかった。
(筆者は鉄道が好きだが、道内では、木古内―江差間の江差線、網走―標茶間の釧網線、音威子府―稚内間の宗谷線、東釧路―根室間の根室線、夕張―新夕張の石勝線、富良野線全線はいまだ乗ったことがない)
空知地方の炭鉱華やかなりし時代、この岩見沢―苫小牧は石炭を室蘭港へ運ぶ貨車でにぎわった。
だから、電化されてないのに、複線になっている(ただし、現在では一部区間は単線しか運用されていない)。

岩見沢の次の志文からは「志文線」という支線が出て、石炭を運んでいた。志文線沿線にはスキー場があって、冬には「上志文スキー号」という臨時列車が走ったものだ。
いまは、沿線はのんびりした田畑や雑木林で、もちろん貨物列車は走っていない。
上の画像は、由仁駅の跨線橋から見た図。

由仁駅までの運賃は1230円。
駅前は、商店もまばらでさびしい様子。
駅を出て、駅前通を左に曲がって数分行くと、車の往来の激しい道道に突き当たる。

突き当たりを右に折れ、少し行くと、右カーブの手前で、左に入る道路がある。(上の画像の、左側の道。右側の道道を道なりに進むと、長沼、札幌へ)

左に入ってすぐの風景は、こんな感じ。
この道をひたすら8分ほどあるいて行くと、右手に「由仁実験芸術農場」がある。

ここが入り口。
駅からここまで、看板が全くない。
筆者はわからずにとおり過ぎてしまって、引き返した。
ここまで約1.5キロ。15~19分ぐらいなので、歩けない距離ではない。

帰りは、由仁駅前まで大井さんに車で送ってもらい、夕鉄バスで大谷地へ。
由仁駅前―大谷地は、所要45分で、870円。
こちらも、土日は1日5往復しかないが、ダイヤさえ合えば、JRよりも早くて安い。
バスは新さっぽろが始発・終点である(数年前までは札幌の都心が始発・終点だった)。
肝心の作品については、後日あらためて…。
入口に新しい建物が出現していて、梁井さんの記事をみて、私もびっくりしました。
ところでこの展示で、具体的に、Tsukazaki さんの役割って何だったのでしょうか。
大井敏恭画家のアトリエが建設中とのことですが、3月頃には完成しているでしょうね。ギャラリーの開館時間帯、休館、内容などの情報を入手したいと思っています。
昨年仕事で由仁町に行った時は、札幌~岩見沢までスーパーカムイ、岩見沢から苫小牧行きで行きました。
もし、今年の3月に由仁の仕事が入るようでしたら、仕事の開始は早いので、昨年通りに。帰りは、由仁町駅からタクシーでギャラリーに寄って、帰りは、バスという手もあるようですね。情報をありがとうございます。
また、アーティストトークかなにか、やってくれればいいんですが。
あと、由仁駅前に常にタクシーがいるかどうかわからないので、事前にタクシー会社の電話番号などを調べておいたほうがいいです。
ギャラリーとは違いますもね。3月の状況を見て、寄らせていただくか、考えたいと思います。わけのわからないものがお邪魔しても・・・。
>アーティストトークかなにか、
そんな時には行きやすいいと思います。毎年、3月には由仁町に行きますので、機会はあるように思います。タクシー利用の時、わかりました。ありがとうございます。
現在、北翔大学の美術研究プロジェクトで3人の作家さんと一緒に議論とその収録を進めていまして、冊子化のための中間報告のような意味合いと大井さんのアトリエができたのでおひろめに何かしたいと提案してテーマを設定し、展示してもらいました。
作家の声を継続的に伝える冊子をつくりたいというアイディア自体は大井さんからで、それに賛同してかたちにしようと試みています。
また、かなり若いころからの大井さんの作品と札幌でみられない作品については写真データを見せてもらいまして、これから少しデータを整理したり何か書いてまとめることも考えているので、今回の展示は大井さんに引き寄せての展示になっています。
議論の場には絵画の場合にかわるような企画を育てたい雰囲気もありつつ、ちょっと様子見…。
そうですね~、何もやってないときは、要するに大井さんの家なので。
>塚崎さん
文字を紙に記録するのって、大切ですよね。
また何かありましたら教えてください。今度は岩見沢からバスに乗るか、それとも、栗山バス乗りかえという大技に挑戦するか…。