
先日のエントリ「週末はどうすれば」で触れたとおり、道教大岩見沢校の学生が、岩見沢駅の仮駅舎に描いた巨大壁画を見てきました。
旧駅舎は火事のため焼失。その後、プレハブの仮駅舎がつかわれてきました。
たしか、火事のあったころは、岩見沢市が、官製談合で摘発されて全国的に有名になるという、岩見沢にとっては不名誉なニュースがあったころでした。
となりの新しいバスターミナルが偉容を誇っているだけに、駅舎はずいぶん小さく見えたものですが、それでも利用者にとっては思い出深い駅舎なのでしょう。

それにしても、圧巻です。
描かれた動物や鳥は、シルエットのものも含めて約310匹。(数えました)
プレゼントの包みをくわえたシマウマ。
頭になにかをのせてあるいてきたペンギン。
口に花をくわえているライオン。
花飾りをさげているダチョウ。
ひまわりを手にしているサル。
手紙を、あるいは、四つ葉のクローバーを、くちばしにくわえて飛ぶ鳥。
大きな花束を鼻に巻く象…。
みんなが、感謝の気持ちを持って、駅に集まっています。

ほかにも、カンガルー、アルマジロ、パンダ、馬、キリン(その首にしがみついているのがコアラ)、サイ、ブタ、羊、オオカミなどなど。

ワニ、オットセイは、ほかの動物と反対の方向を向いているのがおもしろい。

どうも、海獣関係は、画面の右側に集中しているようです。

輪郭線は、黒ではなく濃い茶色でひかれています。
材質は、木だけではない上、凹凸などもあるので、いろいろ作業には苦労があったと思います。


北海道新聞6月30日1面の記事から。
【岩見沢】二十三日に新駅舎が開業するまで六年半使われたJR岩見沢駅のプレハブ仮駅舎前で二十九日、「ありがとう! 仮駅舎グランドフィナーレイベント」が開かれ、学生が仮駅舎に描いた巨大壁画が公開された。
壁画は縦二・七メートル、横三五メートルで、道教大岩見沢校の四十人が仮駅舎の壁の端から端まで使って描いた。夕空を背景にライオンやゾウ、ゴリラなど約三百頭の動物が仮駅舎に感謝するため集まったというイメージを表現した。二十三日から一週間かけて完成させた。
ライトアップされた夜間の様子の画像は、こちらにあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/muminef551/50402967.html
25分ぐらいは見てましたが、岩見沢市民がひきもきらず、 見にきていました。
いやー、すぐに取り壊しちゃうのは、ほんとにもったいないです。
僕も土曜日に、他の予定すっ飛ばして観てきました。
素晴らしい壁画で“ありがとうの気持ち”が溢れてましたね。
自分も含め新聞みて遠くから来たという人が多く、でも夜のライトアップは金曜だけだったらしく・・・残念。1日だけは寂しい。
北大工学部建築棟のリボンもそうですが、お世話になった建物に感謝って素敵ですね。
出来る事なら、壁画部分だけでも残して欲しいですねライトアップの日は悪天候だったんですが、画像に残せてよかったです。
教育大生の皆さんに感謝します。
いつも読んでいただいている由、ありがとうございます。ほんとにすてきな壁画でしたよね。
takuさんのように、道新を見てすっ飛んでいった人、多かったのではないでしょうか。
>ムーミンEF551さん
わざわざありがとうございます。
ライトアップの画像、わずか1晩だけとしたら、貴重な記録ですね。
ところで、ハンドルネームが電気機関車みたいですね。