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訂正あり●五十嵐威暢さん死去80歳滝川出身、札幌在住の国際的デザイナー

2025年02月15日 21時36分01秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞が、滝川出身、札幌在住で、米国で長く活躍したデザイナー・彫刻家の五十嵐威暢さんの死去を伝えています。80歳。
 亡くなったのは12日です。

 五十嵐さんは小学校まで滝川で過ごしました。東京に転居し、多摩美術大学に進んだ後、米国ロサンゼルスの大学院を1年半で繰り上げ修了しています。
 明治(MEIJI)、PARCO、サントリー、カルピスなど多くの企業のロゴやCIを手がける一方で、道内外に多くのパブリックアートを残しています。
 2018年、札幌芸術の森美術館で開いた個展は、すばらしいものでした。 
  
 JR札幌駅の大時計(冒頭画像)が有名だと思いますが、大通ビッセ吹き抜けにつりさがるオブジェ、東京・浜離宮三井ビルディングのオブジェ、サンフランシスコ市のパブリックアートなど、数々の仕事を手がけています。
 札幌駅地下のPASEO 「テルミヌス広場」が工事のためなくなったのは残念です。
 
 筆者は、滝川のとなり町・空知管内新十津川町にある「かぜのび」も好きですが、滝川の公園にある「Dragon Spine」、通称「ニョキニョキ」が大好きでした。
(「ニョロニョロ」と誤記していたので修正しました。申し訳ありませんでした)


 五十嵐さんの作品だと知る前から、JRの列車の車窓から見ることができると、なんだかいい気分になるのでした。
 遊び心に富んだ、シンプルで楽しいスマートな作品が多かったです。しかし、そのシンプルさを生むまでには、たいへんな試行錯誤があったのではないかと思うのですが、そういう要素はみじんも見せないのでした。
 
 滝川・新十津川にもよく足を運び、まちおこしにも携わっていました。
 滝川のランタンを発案したのも五十嵐さんの由です。

   
 2022年10月、札幌・円山のギャラリーレタラ(現レタラスペース)で開いた「neige ネージュ」と題する彫刻の個展でお見掛けしたのが最後になりました。
 
 ご冥福をお祈りいたします。


https://takenobuigarashi.jp/

過去の関連記事へのリンク
五十嵐威暢さんと原研哉さんの対談と『はじまりは、いつも楽しい』

五十嵐威暢「Sky dancing」(札幌)

空知管内新十津川町「かぜのび」に行ってみた
五十嵐威暢「Dragon Spine」

五十嵐威暢の世界 (2018年10月6日~11月25日)

gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-1123829.html?_gl=1*1qpvowo*_ga*MTQ2ODc0MzEyOS4xNzE5MTQxMDEz*_ga_XJ5END643J*MTczOTYxODQxMS44MDkuMS4xNzM5NjE5MDEzLjQyLjAuMA..
 
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1123844


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