「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

台目切のお点前

2013年02月02日 | お茶三昧


二月というと、「逆勝手」のお点前をお稽古することが恒例になっていますが、
今年はその前に八炉の一つの『台目切』のお点前をしたいと思います。

お稽古場に八炉それぞれの茶室が揃っているわけではありませんから、
そこはいろいろと工夫してお稽古しますが。

     

丁度リビングにかけてあるカレンダーの写真が、台目切の御茶室でしたので、
それを参考にイメージを膨らませていただいて、
あとは点前畳を台目に区切って、お点前をするというわけです。
台目畳は標準の畳の四分の三の長さしかありませんから、道具畳の奥行きがありません。
それで道具の置き場所と、足の運びが少し違いますが、
お点前が難しいわけではないのです。

台目切の御茶室は良く目にしますので、必要な稽古ですね。

回り茶道口が正面になるだけで、まごまごしてしまいますから、
四畳半本勝手をちゃんと理解できてからではないと混乱しますが。
でも違う形を体験することで、わかってくることもあります。
次は向切や、隅炉なども。それに逆勝手と続けて稽古してみましょう。

皆さん、二月は頭のリフレッシュをお楽しみください。

 

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新島八重の茶事記

2013年02月01日 | お茶三昧

     

今話題の人の本を手に取りました。
本の名を目にした時に、読んでみようかしらと思っていましたが、
「もう買いました」という方がいましたので、みんなで買うこともないかしらと、
「読んだらみせてね」と回し読み態勢に入りました。

新島八重は、大河ドラマに取り上げられることで、
一躍脚光を浴びることになりましたが、
今日の茶道隆盛の一翼を担った女性だということが分かりました。
特に女性が茶道を楽しむ様になった今の姿があることには、
大きく貢献したようです。

内容は夫新島譲が亡くなった後、
茶道に賭けた情熱と、そこから得た安らぎの日々の様子と、
裏千家の茶道の明治期の様子を並行させて書かれています。

洋風のリビングの一角に四畳半の茶室をしつらえた話など、
私のお茶生活とオーバーラップして興味深かったです。
けして贅沢なお茶でなく、自分らしいお茶を極めた人のようですね。

字が大きくて、分量も適当で、
間に一回ティータイムを挟めばあっという間に読み終わりますよ。
持ち主の御許しをえて、皆さんで順番に目をとおしてみてはと思います。